[WT]短編集！

[貴方が居れば]Brsm ページ21

Broooock視点



僕は今、森の中を全力で走っている
理由はとても簡単、街を追われたからだ
僕が一体何をしたって言うの？
やっぱり、シャークんやきりやんの言うように人間と仲良くなることなんてできなかった


気がつくと、森の出口もわからないくらい深いところまで来てしまった
どうしよう、助けを呼ぶにもここが何処かもわからない以上、どうする事もできない

sm「……こんな夜更けに、お前何やってんだ？」

Br「あ、スマイル。ちょうど良かった」

僕がスマイル、と呼んだ彼はため息をつきつつ、僕の目の前に来る
スマイルとは幼少の頃からの仲で、良く道案内してもらったっけなぁ〜……

sm「んで？どうせまた街から追い出されたんだろ？」

Br「またとは失礼だなぁ君」

sm「……良い加減、諦めたら良いのに」

君は本当に消極的だね、スマイル
スマイルはきっと、僕の好意も知らないんだろう
でも、それが良いのかも知れないね
だって……君は他種族同士仲良くできないって思っているんだろ？
それなら、さ？この気持ち、諦めるしか……ないよね

sm「……ほら、行くぞ」

Br「え、あ、うん」

なんの迷いもなく森を進む僕よりも小さなスマイル
何か言いたげでも何も言わずに寡黙を貫く彼
きっと、自分の本心も黙らせちゃったんだろう

Br「……ねぇ、スマイル」

sm「なに……っ？！」

紫の瞳の頬にそっと、口づけ
彼は何をされたのかわからないって顔してる
でもだんだん理解してきたのか顔が赤くなっていく
その反応、すっごいソソられる

Br「ねぇ、スマイル？僕と一緒に行かない？」

sm「へっ……え？」

Br「無理にとは言わないよ、君が決めて？」

冷静になってきたスマイルはマジマジと僕を見つめてくる
少しして、決心したのか唇を震わせる
まあ、断られるんだろうけどね

sm「一緒に、行こう……？」

消えゆく様な美しさを持つ笑顔でそう言われた
……貴方は本当に優しすぎる
スマイル、君は僕と気が遠くなる程に永い時を共に過ごしてくれるって言うの？
……僕は、悪魔(悪者)だっていうのに



珊瑚色と紫苑の彼は永久に




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はい、意味不明ですね
ちゃんと筋は通っているつもり何ですがねぇ……

説明ほしい方いたらお教えしましょうか？
俺としては個人の解釈を知りたいですが……()

それでは、また会う日まで

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