5. 少女の余裕 ページ6
広い空地にダンデの声が響く。
「ルールはシングルバトル！両者手持ちは3匹、相手のポケモンを先に全員気絶させた方が勝利だ！
あとキバナ、Aはダイマックスバンドを持ってないからな、お前もダイマックスは出来ないぜ」
これでいいな？とトレーナー２人に目で確認した。
「了解しましたダンデさん、どこまで私達の力が通用するのか頑張ってみますね」
Aは柔らかく笑い、力強く頷く。
「分かったぜダンデ、じゃオレさまも油断しない様にしとくかな」
と言うキバナの表情は、余裕そのものである。負けるつもりは毛頭無いということだ。
そして記念ということだろうか、ロトムスマホでパシャリと一枚、自撮りをした。
「２人共準備はいいな？バトルスタートだ！」
ダンデの一声をスタートに、バトルは始まった。
「頑張ろう、行ってきてつらら！」
Aはボールを投げる。
つららと呼ばれたアローラサンドパンは、「きゅうう」と自らのやる気を示す様に鳴いた。
アローラのサンドパンを初めて見たらしいキバナはしばらく目をパチクリとさせ、「こおりタイプなのか」と驚いた。
しかしそうしたのも束の間、気をとり直してボールを投げた。
「だがオレさまは負けないぜ、行けギガイアス！」
ギガイアス…いわタイプのポケモン、ダンゴロの最終進化形である。
は、と拍子抜けした顔をするA。
視界の端に笑いを堪えるダンデが写ったので、少し睨んでおいた。
「…………キバナさん、ドラゴン使いですよね。
なんでいわタイプ堂々と使ってるんです」
Aは眉間にシワを寄せて言う。
「“だけ”とは言ってないぜ？」
ニヤリとしたキバナはひょうひょうと言い放った。
それを聞いたAは、キバナさんがするなら…と呟く。
そして余裕を取り戻した顔で言った。
「……屁理屈ですね、じゃ私もしておあいこですから、不満言ったって無駄ですよ」
なんか余裕のある顔になった、とキバナは不思議に思ったが、自分が負ける訳はないとあまり気に留めなかった。
「オレさまが不満？言うかよそんなもの」
このたった一言が命取りである。
「よし、今言いましたねキバナさん。
ごめんねつらら、交代しよっか
さぁ久しぶりの出番だよ、“グラードン”」
「「……は？」」
してやったりとした笑みを浮かべたAから発せられたその名に、２人は口が塞がらなかった。
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の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 私ポケモンとポケモンにでてくる人達全員推しなので嬉しいです！Ｎ出てきただけで泣きそうです……出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。更新楽しみにしてます！ (10月20日 17時) (
レス) @page15 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
レイン - そうなんですか、大変ですね。いつでもエエので更新待ってます！落ち着いてからでエエので！ (2020年3月10日 17時) (レス) id: 05e6c43b69 (このIDを非表示/違反報告)
霜月千弦、 - レインさん» ポク…あ、ポロックですかね？作者はそれしか思い付かないです。ポロックモンスターとは(笑) (2020年1月2日 1時) (レス) id: a103d81c3f (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 霜月千弦、さん» すみません、ポ『ケ』モンがポ『ク』モンになっていました。ポクモンとは ？笑 (2020年1月1日 21時) (レス) id: 05e6c43b69 (このIDを非表示/違反報告)
霜月千弦、 - レインさん» 作者は歴代キャラ好きなのに小説が無い…と思っただけで自己満足用なのですが、面白いと言っていただけて嬉しいです！！これからも頑張ります！ (2020年1月1日 17時) (レス) id: a103d81c3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霜月千弦。 | 作成日時：2019年11月20日 23時
