22. 少女の兄+ ページ24
Happy New Year！
2020年も宜しくお願いします。
ーー
「そういえば……、セレナちゃん、もうリーグには行ったの？」
昼食をカルムに押し付けてからしばらく経ったAは、そのままこもれび林でセレナと談笑をしていた。
ちなみに他の面々といえば、カロスにいないポケモンを探しに行っている。
「はい、何度か。
まぁ毎回負けてばっかりなんですけど。
でも次こそは私達が勝つよね、マフォクシー？」
「まふぁあ」
黄色い花冠を被ったマフォクシーは、セレナの声に意気込むように答えた。
しかしやはり、いつ見てもモフモフで可愛いと思う。
…今度モフらせて貰おう。そうしよう。
セレナのニャオニクスに青い花冠を被せられたAはそう考え、満足そうな彼女を撫でながら頷いた。
「あぁ、ほのおタイプは弱点が多いからね……。
あ、そうだ、カルム君はどうなの？リーグ。確か2人で競争してるんだっけ」
前回別れた際にカルムがそんな事を言っていた気がする。
ぼんやりと良いライバルだなぁと思った記憶があった。
それを訊かれたセレナは「あちゃー」と額を押さえて苦く笑った。
「あーカルムは……ズミさんに撃退されてますよ、数え切れない程。
もはや執念を感じますね」
アブソルにブラシをかけている本人を見ながら、再び苦笑した。
実際、その通りである。
そのバトル時のズミの様子を他に例えるならば……、
“娘を嫁に行かせたくない父親”
……だろうか。
関係としても結構似たようなものである。
カルムだけは絶対に勝たせまいと特に全力だ。
お陰でカルムは、現カロスチャンピオンであるカルネの待つ光の間に進んだことが無いらしい。
Aは思わずため息をついた。
そして可哀想なカルムに手招きする。
四天王の一角に目の敵にされている彼は、すぐにアブソルと一緒に駆け寄ってきた。
「どうかしましたか？」
そんなカルムにAは人差し指を立てて、提案する。
Aはとりあえず、カルムの実力を知りたい。
「カルム君……、一回私とバトルしてみる？
兄さんに勝てないなら、その妹の私に勝てなきゃ話にならないからね」
「はい、お願いします！
………ん？えっ、兄さん…妹……？」
どういうことですか…？とカルムはAを見るが、セレナが代わりに説明してくれた。
「あら、カルム知らなかったの？
ズミさんとAさんは兄妹よ。
ほら、髪とか目とか、言われてみると似てるでしょう？」
道理でカルムを目の敵にする訳である。
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の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 私ポケモンとポケモンにでてくる人達全員推しなので嬉しいです！Ｎ出てきただけで泣きそうです……出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。更新楽しみにしてます！ (10月20日 17時) (
レス) @page15 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
レイン - そうなんですか、大変ですね。いつでもエエので更新待ってます！落ち着いてからでエエので！ (2020年3月10日 17時) (レス) id: 05e6c43b69 (このIDを非表示/違反報告)
霜月千弦、 - レインさん» ポク…あ、ポロックですかね？作者はそれしか思い付かないです。ポロックモンスターとは(笑) (2020年1月2日 1時) (レス) id: a103d81c3f (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 霜月千弦、さん» すみません、ポ『ケ』モンがポ『ク』モンになっていました。ポクモンとは ？笑 (2020年1月1日 21時) (レス) id: 05e6c43b69 (このIDを非表示/違反報告)
霜月千弦、 - レインさん» 作者は歴代キャラ好きなのに小説が無い…と思っただけで自己満足用なのですが、面白いと言っていただけて嬉しいです！！これからも頑張ります！ (2020年1月1日 17時) (レス) id: a103d81c3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霜月千弦。 | 作成日時：2019年11月20日 23時
