??. 少女のクリスマス ページ22
突然ですが番外編突っ込みます。登場人物はSMです。
細かい所は気にしないでください。
ーー
せーの、
「「メリークリスマスです！Aさん！」」
今宵は待ちに待ったクリスマスである。
玄関のドアベルの音と同時に弾んだ声が聞こえたかと思うと、そこにはアローラで親しくなった2人が溢れるような笑顔で佇んでいた。
Aはその予想外の嬉しさに目を細めて穏やかに笑う。
「ミヅキちゃんにヨウ君。メリークリスマス！」
すると、続いて2人の背後からも低い声が聞こえた。
その声の持ち主である猫背の人物は、ドアから顔だけを覗かせて得意気に笑った。
「よ、Aちゃん。
オレもいるぜ、あとはそこのあんちゃんもな」
そう言ったクチナシは再びドアの向こうに戻り、そして大柄な人物を無理矢理Aの前に引っ張り出した。
「黙れクチナシ…ッ！お前が勝手に連れて来たんだろうが！オレさまは＿＿＿」
腕を掴むクチナシを睨み、悪態をついているグズマである。
いかにも「しょうがなく付いてきた」と言うような口調だが、実際は数日前から今日を心待ちにしていたことをAは知らない。
「あーハイハイ、あんなにプレゼント悩んでたクセによく言うよ」
それを容赦なく暴露する、薄く笑みを浮かべたクチナシ。
その驚愕の事実を知ってしまったヨウは、口に手を当てて目を見開いた。
「グズマさんが…プレゼントだって……！？」
意外過ぎる、とわざとらしく驚きを隠さない。
一方のグズマはうつむいてワナワナと肩を震わせていた。
それは明らかにキレる寸前の動作である。
「テメェ……」
「まぁ、寒いのでとりあえず上がってください」
そして2人を殴ろうと動いたグズマだが、Aの気配りによって実行には至らない。
さも愉快そうなクチナシは悪戯っぽく口許で笑い、ヨウはミヅキに軽く叱られていた。
ーー
そのまま成り行きでAの手料理をご馳走になった4名。
食事後のグズマはおもむろにAの元へ歩み、声を絞り出した。
「………おい」
発された声が聞こえた様子のクチナシはグズマを見てニヤニヤと笑い始め、Aは首をかしげる。
「どうかしましたかグズマさん…？」
ばつが悪そうな顔のグズマはAから目線を逸らし、ぶっきらぼうに紙袋を差し出した。
「お前にやるよ、……ありがたく受け取れ」
驚きと嬉しさの混ざった顔のAは紙袋を受け取り、花が開いたように笑った。
それに背を背けたグズマだが、その後赤面していたとの目撃情報が入ったらしい。
クチナシは珍しく声に出して笑っていた。
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の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 私ポケモンとポケモンにでてくる人達全員推しなので嬉しいです！Ｎ出てきただけで泣きそうです……出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。更新楽しみにしてます！ (10月20日 17時) (
レス) @page15 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
レイン - そうなんですか、大変ですね。いつでもエエので更新待ってます！落ち着いてからでエエので！ (2020年3月10日 17時) (レス) id: 05e6c43b69 (このIDを非表示/違反報告)
霜月千弦、 - レインさん» ポク…あ、ポロックですかね？作者はそれしか思い付かないです。ポロックモンスターとは(笑) (2020年1月2日 1時) (レス) id: a103d81c3f (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 霜月千弦、さん» すみません、ポ『ケ』モンがポ『ク』モンになっていました。ポクモンとは ？笑 (2020年1月1日 21時) (レス) id: 05e6c43b69 (このIDを非表示/違反報告)
霜月千弦、 - レインさん» 作者は歴代キャラ好きなのに小説が無い…と思っただけで自己満足用なのですが、面白いと言っていただけて嬉しいです！！これからも頑張ります！ (2020年1月1日 17時) (レス) id: a103d81c3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霜月千弦。 | 作成日時：2019年11月20日 23時
