定時制から全日制ってマ??【プロセカ】【男主】 (ページ3)

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Side A

『聞いてよ、KAITO』

KAITO「何かあったの?」

『俺、まだ入学して2週間しか経ってないのに定時制から全日制になったんだけど』

KAITO「 “ また ” 親御さん関連? 」

『たぶんそう。定時制だとやっぱり勉強が追いつかない、って思ってるんじゃない?別にそんな事無いんだけど』

KAITO「Aの親御さんは自由奔放だからね(苦笑)」

“ セカイ ” 。それは持ち主の想いが創った架空の世界。現実では起こらないような事がセカイでは起こる

俺の親はマイペースで且つ自由奔放な人達だ。最初はあれがいいよ、とか言っていたのに最後ら辺ではやっぱりあっちにしよう、って気分が変わりに変わる

そんな親に嫌気が差して俺は適当に返事をしたりするようになった。それが原因で周りからは塩対応、だの何だの言われてる

一体何がどう生んだのか、俺は透明になりたかった。ネオン街みたいにキラキラしている所で透明になれれば誰も俺の事を認知しなくなるから

それにネオン街みたいにキラキラしてる所で透明になったらそれはそれで良い絵になるだろ?だから、俺はネオン街が意外と好き

KAITO「そういえば今度、また大会があるんだよね」

『まあ、準優勝まで行ければ俺は充分。あれ以上トロフィーは要らないし』

KAITO「アハハ…。Aがそれで良いのなら頑張らないと無理かもね」

『準優勝まで頑張る努力をしま〜す。まあ、大会前に学校に行かないといけないけどな』

親の勝手な都合で全日制になった。だから、大人は苦手なんだ。自分の都合の良いように子供を操作すれば言う事を聞いてくれると勘違いしてる大人が

『…透明になって消えたい』

KAITO「あんまり思い詰めすぎないでね。でないといつか本当にこのセカイで消えちゃうよ」

『……わかってるさ。まあ、おの向くままにやっていくよ』

そう言って俺はセカイからいつもの現実にシャットダウンした

KAITO「(…いつか、彼の事を分かってくれる人ができるといいな)」