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「えっ!?ラジオ!?」
高専の教室のロッカーにラジオがあった
「これ...すごい古い型だな」
「なんかロマンチックね!」
ラジオは小学校の授業とかに出てきた..なんかロケットに形が似ているやつだった
「これ聴けるのかな!」
「点けてみなさい!虎杖!」
「おい...止めとけって」
俺も気になったし、迷わずラジオのボタンを押した
___ジジッ
...
「...聞こえないわね、音大きくしなさいよ」
「してるけど、聞こえねぇな...」
「...呪物だったらどうすんだよ...微かに呪力が残ってる」
「え、じゃあぶっ壊した方が...」
「やめろや!脳筋!!」
「ブベッ!」
いってぇ....釘崎容赦ないな...
___『あー、あー、テステス..こんな噂知ってますかぁ?』
「「「!?」」」
噂...?なんの話だ?
『___トイレの花子さん』
と、トイレの花子さん??有名どころじゃん...あ、なんかオカ研の空気が...
『トイレの花子さんを呼ぶためには??んーとね!
まず〜、旧校舎の3階、女子トイレの3番目!そこをノックして掛け声をかけるんだ!
あっ、掛け声は「花子さん、花子さんいらっしゃいますか」だからね!!
運が良かったら花子さんに会えるかもね〜___』
___ジジッ
「...え?」
「は?」
「な、なんだったのよ...声が子どもっぽかったわね」
確かに、小学生の男の子みたいな声がしてたな...っていうか!トイレの花子さんとか久しぶりじゃん!!先輩と一緒に行こうとしたな!!俺は入れなかったけど!
「っていうか、そもそもなんでこんな古いラジオから声がするんだよ...」
俺の言葉に伏黒と釘崎は少し震えた
もちろん、俺も
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作者名:ユーリくん | 作成日時:2022年5月28日 15時