不良少女は保護対象 【名探偵コナン】【降谷零】

十五日目 ページ15

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組織の上下関係は絶対、逆らうことは死を意味する。ベルモットから出された指示に忠実に従うのがバーボンである俺の役目だ。


後ろをみても隣をみても、どこかで見たことのある政治家ばかり。先頭を切るのは東都自由党の党首でその横は最近話題のさいしん党議員だ。さすが有名政治家、招かれる人もひと味違うと言ったところか。






「今日はクリスじゃないのかね」

「どうしても外せない用事があるとのことで代理を任されました。安室透と申します」

「そうか、こちらこそよろしく頼む
彼女が任せた代理なら安心できるな」





部屋に足を踏み込めば、目線の先には桜庭俊之と思わしき人物。

…………あぁ、ここまで来てやっと察した。こいつはベルモットが個人的に情報を抜いている相手だろう。バーボンは確かに優れた探り屋だが、ほかの奴らが一切情報を持ってこないかと言ったらそういう訳では無い。例えば今回のように、個人的に異性をひっかけては情報を引き抜いてくるのである。
あの年増騙しやがったな。








「A、もう下がっていいぞ」

「……かしこまりました
失礼致します」






上司と部下のようなやり取りの親子に違和感を覚える。……まぁ厳しい家庭は父親に敬語は当たり前だというし、おかしい事ではないのかもしれないが

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