風の声を尋ねる (ページ2)

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第序章一幕泡沫の夢に溺れるページ2

空side

俺たちは璃月に来て、岩雷モラクス、通称岩王帝君に会おうと思ったが、何故か帝君は何者かに殺されてしまった。

現場の調査から逃げる時に手を貸してくれたファデュイの執行官第11位の「公子」タルタリヤの紹介で鍾離と出会い、今は彼と一緒に帝君を送るための儀式、葬仙儀式の準備をしている。

しかし、ちゃんと冒険者としての仕事も忘れることはないため……

キャサリン「星と深淵を目指せ。旅人さん、パイモンさん、こんにちは」

パイモン「キャサリン！今日も任務しっかりやってきたぞ！｣

キャサリン「ありがとうございます。こちらが報酬です」

そういい、キャサリンから今日の任務の報酬を貰い、バックにしまった。

キャサリン「そういえば…」

パイモン「どうした？」

キャサリン「モンドの方で異邦の旅人を見かけたという情報が入りました」

空「…！？」

パイモン「ほ、本当か…！？
おい、空……もしかして……」

パイモンは俺にそう耳打ちした。

もしかしたら、蛍かもしれないという淡い期待が浮かんだ。

パイモン「キャサリン、そいつって金髪でこいつに似てなかったか？」

キャサリン「いえ…入った情報ですと、ギルバー色……パイモンさんと旅人さんの髪色を足して2で割ったような色だったらしいです」

パイモン「違うか……」

空「いや、もしかしたら何か情報を持っているかもしれない」

パイモン「そうだな！璃月での事が落ち着いたらモンドに戻って情報を集めようぜ！

情報ありがとな！キャサリン！」

キャサリン「いえいえ。あなた方の旅の幸運を祈ります」

俺や蛍以外の異邦の旅人か……

少しだけワクワクする気持ちを抱え、葬仙儀式の用意のために、鍾離との待ち合わせ場所へと足を運んだ。