白羽の矢が立つ 2 【呪術廻戦】 (ページ17)

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釘崎「うるせぇ。早く菓子折り出せコラ」

『八つ橋、くずきり、そばぼうろ』

狗巻「しゃけ」

東堂「腹減ってんのか？」

別にそういう訳じゃないが
釘崎は単純に京都に行けなかったことに対して腹を立てている。

Aと狗巻は多分腹減ってるが。

西宮「怖…」

メカ丸「1年3人はハンデが過ぎないカ？」

加茂「呪術師に歳は関係ないよ。特に伏黒くん。彼は禪院家の血筋だが宗家より余程出来がいい」

真依「ﾁｯ」

加茂「何か？」

真依「別に」

東京校とは違ってピリピリしている京都校

Aは何となく苦手だな、と思った。

歌姫「はーい、内輪で喧嘩しない。全くこの子らは…」

あとから上ってきた人は庵歌姫

京都校引率だ。

一応、五条の先輩にあたる。

歌姫「で、あの馬鹿は？」

パンダ「悟は遅刻だ」

真希「悟が時間通りに来るわけねーだろ」

伏黒「誰もバカが五条先生のこととは言ってませんよ」

『バカ=五条悟』

伏黒「言った矢先に言うなよ」

ボロクソに言う東京校

その間を縫って

五条「おまたー！！」

大きな箱を押して現れた。

歌姫「五条悟！！」

舌打ちをこぼす歌姫

五条「やぁやぁ皆さんお揃いで。私出張で海外に行ってましてね。あ、A、その代わりの任務ありがとね！！ついでに恵も！」

パンダ「2人にやらせてたのかよ…」

『私多分死んでる』

釘崎「生きてるわよ」

伏黒「まじでAと俺に負担かけるの辞めてくれます？」

五条「めんごめんご！はい、これお土産！京都の皆さんにはとある部族のお守りを。歌姫のはないよ」

歌姫「いらねぇよ！！」

五条「そして東京都の皆さんにはこちら！！」

そう言って持っていた大きな箱を彼らに向けた

ハイテンションな五条に引き気味の東京校

五条「故人の虎杖悠仁くんでぇーっす！！」

虎杖「はい！おっぱっぴー！！」

「「『……』」」

虎杖「(えっ、えー！？全然嬉しそうじゃない！！京都の人らは……お土産に夢中＿＿！！)」

五条に助けを求める虎杖だが

生憎彼は今京都校の学長と話している。
ピリついてるが。

釘崎「おい、」

虎杖「あ、はい」

釘崎「私たちに何か言うことあんだろ」

虎杖「え」

泣きそうな釘崎と

伏黒「A…、平気か？」

『…ん"〜』

伏黒の背中にくっついて顔を隠すA

虎杖「生きてること黙っててすんませんでした…」

虎杖、合流。