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ジャズside
うちの家系は完全実力主義
盗った方より盗られた方が悪いのだ。
兄はいつもそうだ、
酒癖も女癖も手クセも一流に悪く、
俺の
だが言い返せない、実力が上だから。
アホほどムカついても
鼻の穴に指突っ込んで背負い投げしてやろうかと思っても…だ。
俺に妹か弟がいれば絶対優しくすんのに……!
そう、だから……
ジャズ「(やめてくれ、頼りにしてるとか…アニキとかそんな顔ですがってこられたら……俺は、俺はっ!!)」
リード「ジャジー…」
ガープ「ジャズ殿ぉ」
カムイ「お助けを……」
『………ジャズ、くん?』
ジャズ「(めちゃくちゃ嬉しくなっちゃうんだよ!!)」
見ろ、俺に期待を寄せる奴らのピュアな顔を…!
ガープ「(1番前は嫌でござる!)」
リード「(先頭になったら絶対死ぬ!)」
カムイ「(女性の腕の中以外では死ねん!!)」
『(まだかな、)』
てかAちゃんの上目遣い、デビ可愛い
戦う前に俺が死ぬ。
ジャズ「わかった、アニ…俺が!なんか考える!!」
「「おぉ!」」
くっそ、仕切るの恥ずいな
しかしどうする?俺らレベルの魔術は全然効かねぇし
俺らの能力をどう使えば…
『……ジャズ、くん』
ジャズ「ん?どうしたの、Aちゃん」
デビ可愛いな、なんて思いながら
彼女の頭をそっと撫でる
『…首のそれ、使わ、ないの?』
そう言われて顔を下に向ける
ジャズ「あっ……そうか、勝てるかも……」
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作者名:+1 | 作成日時:2023年12月18日 22時