小惡魔な君に 2 【魔入間】 (ページ25)

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Aside

数十分で先生は私の家を後にした。

「良い、担任に恵まれましたね。お嬢様」

『………………』

＿＿＿彼女はよく周りを見て行動している

しかし諦めが早いところがあるため

これから先何か一つでも夢中になれるものが
見つかれば十分に……＿＿＿

確かに先生の言うとおり、

私は諦めが多分…早い。

『(だって…叶わないことを願ったって意味無い)』

私の将来は決まっていて、

私は父と母のコマのひとつに変わりないから。

＿＿＿そして自分の意見を
はっきりと言えるようになれば

彼女の将来は広がるでしょう＿＿＿

『(言って変わらなかったら？)』

そんなの悲しくて、辛くて、

『(きっと私、涙が止まらなくなる)』

「お父様にしっかりと報告させていただきます。それと、終末日の日程ですが、

ご友人とのウォルターパークへの参加、許可がおりました。」

『…………え？それ、ほんと…？』

「はい。」

そんなの、許してくれる人だったっけ？

もう全く会っていないから
忘れてしまった。

「……お嬢様のお父様は、A様のことをしっかりと考えておりますよ」

『……………』

私が、誰に嫁ぐのか考えてるだけだろう

ああ、でも……

『(愛されてるんじゃないかって、期待してしまうのは……私が弱いから…？)』