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場所は変わって職員室。

問題児クラス全員が
担任のカルエゴと向き合っていた。

それを面白半分で覗く教員たちの姿も。



入間「クララ、地図」

クララ「ほいさ」

入間「問題児クラスはここ。授業の移動も登校さえ苦労する。ゴミ捨て場も近いし校舎が古いから寒さも暑さもしのげない」


Aは自身の家系能力で
熱風や冷風を外に向けているので
自身に温度関係の影響はほとんど受けない。

寒さや暑さを感じないのだ。

だが、ほかのクラスメイトは違う。

カルエゴ「他に隔離できる教室がないのだから仕方ないだろう」


入間「オイオイ、あるだろ。"王の教室(ロイヤル・ワン)"を開けろ」



その言葉に職員室の空気が重くなる。


"王の教室"

それはかつて魔王が使用したとされる教室。

学校に徹底保全され、現在は使用されていない。


入間「1年塔も校門も近い。何より格がいい。」


カルエゴ「あそこは我が校が誇る名誉教室だ。貴様らごときが使用するなど身の程を知れ」


背後には三体の黄金に輝く獣が。

問題児クラスはその気迫に萎縮して
少し後ろに下がるが
入間だけは前に出た。



入間「ごときねぇ…なら証明しよう。俺たちが王の教室を使用するに足る生徒だと。

バビルス教員過半数の移動許可書を2週間以内に集める」


カルエゴ「………教職員全員の許可書を3日以内…加えて、王の遺物に手出しする以上それ相応のリスクも覚悟して…」


入間「はーい、交渉成立!約束破るなよ、先生。粛に」

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作者名:+1 | 作成日時:2023年12月18日 22時

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