白羽の矢が立つ【呪術廻戦】 (ページ41)

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虎杖「ダメだ。何が目的か知らねぇがきな臭すぎる。今回のことでようやく理解した。オマエは邪悪だ。もう二度と体は貸さん。」

宿儺「ならばその1分間誰も殺さんし傷つけんと約束しよう。これでいいだろう」

はーうざ…と至極面倒くさそうな顔でため息をついた宿儺に虎杖は信じられるか！と叫んだ。

しかし、信じる信じないの話では無い。

"縛り"は守らねば罰を受ける。

身に余る私益を貪れば報いを受ける

それは虎杖が身をもって知っているはずだ。

虎杖「前は大丈夫だったろ！」

受肉した直後、五条に言われ入れ替わった時のことだ。

宿儺「あの時は俺も代わりたかった。お前もあの術師に言われてやっただけ。利害による縛り。呪術における重要な因子の一つだ」

虎杖「……わかった、どいてくれ。条件を呑む」

宿儺は虎杖の背中から退いた。

虎杖は立ち上がり

虎杖「何がしてぇのかよくわかんねぇけどまぁ生き返るためだしな。」

宿儺の顔面を思いっきり殴った。

その勢いで宿儺は後退る。

虎杖「なんて言うわけねぇだろ。無条件で生き返らせろ。そもそもテメーのせいで死んでんだよ」

宿儺「……ではこうしよう。今から殺しあって小僧が勝ったら無条件で。俺が勝ったら俺の縛りで生き返る」

ハナから勝敗はついているようなものだ。

虎杖「"いいぜ"。ボコボコに＿＿＿」

だと言うのに虎杖はそれに気づかないまま

もう一度ソコで死んだ。