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釘崎「長生きしろよって自分が死んでりゃ世話ないわよ。…アンタ、仲間が死ぬの初めて?」
伏黒「同級生は初めてだ。」
釘崎「ふーん、その割に平気そうね」
伏黒「……お前もな」
釘崎「当然でしょ。会って2週間やそこらよ。そんな男が死んで泣き喚く程ちょろい女じゃないのよ。」
そう言いつつ悔しそうな、辛そうな、
表情は見えずとも何かを持っていた釘崎。
釘崎「いちばん辛いのはAよ」
伏黒「……暑いな」
釘崎「…そうね、夏服はまだかしら」
そんな2人の元に一人の女が。
?「なんだ?いつに増して辛気臭いな恵。お通夜かよ」
伏黒「禪院先輩」
真希「私を苗字で呼ぶんじゃ__」
?「真希!真希!マジで死んでるんですよ!昨日!1年坊が1人!」
?「おかか!」
木から顔を出して焦った様子で止めに入る1匹と1人。
真希「は や く い え や」
流石の真希も笑えない冗談に焦り出す
真希「これじゃあ私が血も涙もねぇ鬼みてぇだろ!!」
パンダ「実際そんな感じだぞ!?」
狗巻「ツナマヨ」
『騒がしい』
釘崎「あ、A!…その、大丈夫?」
『うん、平気。』
釘崎「そっ、か」
伏黒「顔色あんま良くねぇぞ」
『大丈夫。もう、大丈夫』
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作者名:+1 | 作成日時:2023年3月24日 23時