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中に入ると呪力による生得領域の展開が。

伏黒とAはこれほど大きいものは初めてだ。


虎杖「どうなってんだ!?二階建ての寮の中だよなココ」

釘崎「おおお、落ち着け!メゾネットよ!」

伏黒「ちげぇよ…」


少し目を見開き伏黒は目の前に広がる領域を見つめる



『扉なくなってる』


釘崎「ウッソ!!なんで!?ここから入ってきたわよね!?」

虎杖「どうしよう!」



やべぇと騒ぎ出す釘崎と虎杖


伏黒「大丈夫だ。玉犬(こいつ)が出入口の匂いを覚えてる」



虎杖「おぉ!」

釘崎「ジャーキーよ!ありったけのジャーキーを持ってきて!!」


伏黒「緊張感!Aは……待て待て、1人で進もうとすんな」

『めぞねっと』

伏黒「だから違う。」

お前はわかってないとやばいだろ、と言われるが
Aは授業の内容は右から左へ受け流している。

なんとなく、雰囲気は理解しているようだが。


虎杖「やっぱ頼りになるな、伏黒は。お前のおかげで人が助かるし俺も助けられる」


伏黒「………進もう」



そう言って4人は先に進んだ


先に進むに連れてなくなっていく道。

それも玉犬がいるため平気だと伏黒が言った。


釘崎「なんだか気味悪いわね」

虎杖「A、平気か?」

『うん』

虎杖「しんどくなったらおぶるから」

釘崎「今時彼氏でも親でもしないわよ。そんなこと」


幼馴染の距離じゃないと釘崎は言うが
虎杖は気にせずAの隣を歩く


そんな3人のやり取りを伏黒は
溜息をつきながらも前を見ていた。

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作者名:+1 | 作成日時:2023年3月24日 23時

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