2 ページ2
家入side
家入「ｯはァ……ッ！」
心臓がバクバクする
なにか怖い夢でも見たのだろうか…
夢の内容なんて起きた瞬間忘れてしまったけど
なにか大切なことだったような…。
いや、考えても無駄だ。所詮夢、なんの意味もない
私は起き上がって支度を始めた。
家入「(あ、鳴ってる)」
隣にはAの部屋
ジリジリと鳴り響く目覚まし時計
ああ見えて目覚まし時計3個ないと起きれないらしい。
隣の部屋の私にも聞こえるレベルの音量で
初めは迷惑していたが今では日常生活の一部になっている。
あれのおかげで私も遅刻しない。別にしてもいいんだけどさ。
ただいつまで経っても鳴り止まないソレに
そろそろうるせぇと殴りたくなる
私は勢いよく部屋から出てAの部屋に無断で入った。
家入「目覚まし止めろ！！」
『……………』
死んだように眠るAに一瞬に怯む
家入「ちょ、ねぇ、大丈夫？」
鳴り響く目覚ましを私が止めて
彼女の体を揺すると
『…………昨日、真夜中任務…からの明け方任務…』
特級になったAは
ずっと死にそうな顔をしている。
何をそんなに焦っているんだろう
何をそんなに苦しんだろう
何をそんなに、考えてるの？
なんか、似たようなもの経験した…覚えがある
家入「(けど、気のせいかな)」
家入「今日休みな。」
『…無理、今日はダメ、』
家入「なんで？」
『絶対だめなの。』
家入「今日暑くなるらしいし寝不足でしんどいなら休みなって。言うこと聞け」
『ダメなんだって…！！』
家入「……頑固か」
手が出そうになったが相手は病人みたいなものだ。
気をつけないと。
Aはもそもそと起き上がって
支度を始めた。
顔色も悪いし、今にも倒れそう
家入「…わかった、わかったから私も手伝う。」
『…ありがとう』
何も私に話してくれないけど
それでも私は味方でありたい。
どんどん焦っている様子のAに
私は何も声をかけられなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1458人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すいさい - 天才か？天才なのか？天才だ！！！！！！！！！えっえっやばすぎる本当に見るの5周目くらいなんですけど？？？もーーーーほんっっっっっとにすき愛してる🤞🤞🤞 (3月23日 11時) (
レス) @page33 id: 1925796cc2 (このIDを非表示/違反報告)
わっぱみがき#上弦の弐#万世極楽教#絶賛教祖中 - この作品なら全米が泣いたって言葉をキャッチフレーズにしても信憑性ありそう (11月11日 12時) (レス) @page33 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
さてゃ - 前作から愛読させて頂いてました‼︎お話の作りや世界観が大好きで毎日更新してないか見に来てたぐらいです笑 素敵な作品、ありがとうございました！！ (9月2日 6時) (レス) id: e6ff0a678d (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - とても素敵な作品をありがとうございます！次の作品も楽しみにしています、！ (9月1日 15時) (レス) @page31 id: 675afff843 (このIDを非表示/違反報告)
もやし(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！！ (9月1日 14時) (レス) @page31 id: cc9fe59f17 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：＋1
| 作成日時：2023年8月2日 23時
