青春短し恋せよ乙女 2 【学ベビ】

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鹿島side






竜一「喧嘩した！？」

隼「喧嘩じゃねぇ。わけわかんねぇまま避けられてんだよ」

竜一「…確かに昨日部活に来なかったね。一応昨日はこっちに来る予定って聞いてたけど」


体調が悪いと連絡が来て休みだった


それが狼谷から話を聞くと
どうやら喧嘩したらしい
(本人は喧嘩じゃないと言ってるけど)


隼「…はぁ…めんどくせぇな…」

竜一「めんどくさいって…それ＿＿」


ｶﾀﾝｯ!と音がして思いっきりドアの方を見ると


『………』


泣きそうな顔をしているAさんがいた。

まずい、今の話聞かれた！？


奇凛「おねえちゃまなきそうでしゅ！」

拓馬「ねえちゃー！」

数馬「ねえちゃ、」


泣きそうになっている彼女に飛びついた拓馬くんと数馬くん




『……鹿島くん、昨日休んでごめん』

竜一「え！い、いや！気にしないで！全然！！それより今の話＿＿＿」




『それだけだから。じゃあ2人のことお願いね』



そう言って双子を下ろしてドアを閉めて
走り去ってしまった。



兎田「なになに？思いのほか結構やばいじゃん隼」

隼「…あ"ー、クソ」

竜一「謝りに＿＿ってはや！？」


俺が言い終わる前に走って追いかけて行った狼谷。


竜一「なんでめんどくさいとか言っちゃうんだよ…」

兎田「多分それAちゃんに向けてじゃないと思うよ」

竜一「えっ、じゃあ誰にですか？」

兎田「誰に…というより、恋愛じゃない？」


竜一「恋愛が、面倒臭い？」


それがそうなら、はっきりそう言えよ…


てか俺、全部遮られてるし

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