青春短し恋せよ乙女 2 【学ベビ】

第14話 ページ34

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まぁ、そりゃ少しは期待してたよ


夏祭り行こうって誘われた時、期待してたんだよ



『(2人っきりかなって！！)』


でもわかってた！

こうなるってわかってたから！！





隼「悪ぃ、弟と鹿島達もいる」

『え、いや大丈夫だよ。人数多い方が楽しいもんね』



まぁ私は2人っきりの方が嬉しくはあるけど


弟達は今日はお父さんが見てくれている。

『鷹くんは甚平？いいね、かっこいい』

鷹「きょうのおれはひーろーだぞ！」

『うんうん、ヒーローだね』


ぶんぶんといつも持っている剣の玩具を振り回す鷹くん。危ない


隼「ったくんなもん持ってきやがって。失くしても俺は知らねぇからな」

鷹「おれなくさねーもん！」


ほんとかな、それ



隼「つか、A浴衣なんだな」


『あはは…狼谷くんと夏祭り行くって言ったら着ていけって…』


私だけ気合入ってるみたいで恥ずかしい


もちろん周りに浴衣着てる人沢山いるけど…

隼「似合ってる」

『……え！？！褒めれるの！？』

隼「おい」


思わず素直に驚いてしまった。

私のバカ、折角褒めてくれたのに…。


隼「本当はコイツ連れてくる予定じゃなかったんだが、行きてぇってうるせぇし、ババアが今日面倒見れねぇからって…しかも虎太郎と行きたいって言うから…マジで悪い」

『ほんと気にしないで！誘われただけでも嬉しいからさ』


そもそもこうやって出かけるの自体、

普通は無理なんだから


私に誘う勇気なんてないし。


竜一「2人ともごめん。待ったか？」

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