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「見ろよ！あいつ！」
「左足ケイレンしてるぜ！」
あー、バレちゃった
隣にいた不二くんがなるほどね、と私の方を見た。
千石「なぬ、ケイレン？…いかんいかん他人の不幸を喜ぶのはいかんぞ」
桃城くんのサーブに
千石くんもそれに応えていく。
ケイレンした足では返すのは難しい
が、桃城くんは右足1本でジャンプし、
千石「ボールと一緒に踏み込む気か！？」
ラケットから中々離れないボール
桃城「(俺は、強い！！)」
これは＿＿＿
千石「ジャックナイフか！？」
重心をかけた前足1本で跳び、
鋭く放つバックハンドの高等技術"ジャックナイフ"
マネージャーの私からすると
みんな中学生が打つ球じゃないんだよね
チームメイトとして少し恐ろしく思う。
千石くんは確実にボールを捉えたものの、
ラケットは弾き飛ばされてしまった
乾「とんでもないな、桃の身体能力は…。アレが桃の桃流ジャックナイフ」
ジャックナイフを使って追いついてきた桃城くん。
ゲームは4-5に。
「出たァ！虎砲！」
桃城「甘いっすよ！！」
ボールはネットにあたってそのまま、千石くんのコートに落ちた。
桃城「おー、入っちゃったよ。ラッキー♡」
私は祈るように手を合わせ、
彼の足のことを考えた。
そして白熱した試合は＿＿＿＿＿
《ゲームセット！ウォンバイ青学桃城7-5！》
千石「あんなやつ見た事ないぜ。左足をケイレンしておいて逆に強くなるなんてな」
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作者名：＋1
| 作成日時：2023年3月15日 21時
