・ ページ19
・
咳払いが聞こえてそっちを顔を向けると
『あ、猪又さん』
猪又「たっ、たまたま通りかかっただけなんだけど!一体、何をやってるのよ」
隼「たまたまって距離じゃねぇだろ」
『わかってても言っちゃダメだよ!』
混ざりたいんだよきっと!
猪又「そこ聞こえてるわよ」
『ひぇ…』
竜一「あはは…今みんなで桃太郎の劇の練習をしてたんだ。そうだ、良かったら猪又さんも一緒に…」
鷹「おにだ!!おにたいじだ!」
鷹くんを筆頭にみんなが
猪又さんを鬼だと囃し立てる。
猪又「誰が鬼ですって!?」
隼「お前だな」
竜一「狼谷!?」
『鬼役は猪又さんで決定、っと』
お知らせノートに書いていく。
猪又「私は鬼じゃないわよ!!」
べそをかく猪又さん
これもまた可愛い
『劇のお芝居だよ。嫌だったらお婆さんと変わる??全然いいけど』
兎田(ちょいちょいAちゃーん?俺一応、気を遣ったつもりなんだけど?君にも…こっちの行動を一切移さない男にも。)
猪又「……別に嫌とは、言ってないわよ。こんな子供の劇に興味は無いけど。で、出て欲しいって言うなら…出てあげないでも…」
出たいんだね、猪又さん
みんなはそんな猪又さんをの手を引いて劇に誘った。
良かったね。
107人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:+1 | 作成日時:2023年3月20日 22時