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鹿島side
Aさんが入ってくる前
恒介「お騒がせしてすみません。僕は拓馬と数馬と……あと狸塚Aっていう女の子の父の狸塚恒介です」
変質者と勘違いしてしまい、
気絶させてしまったAさんのお父さん
急いで狼谷と一緒に保育ルームへ運んだ。
竜一「いえ、こちらこそお父さんとは知らずに変な早とちりしちゃってすみません。」
隼「どう見ても不審者だったんですみません」
竜一「狼谷!」
思っても言うなって!
竜一「でもその、どうしてあんなサングラスに帽子にマスクなんて」
兎田「あれ、もしかして竜ちゃんも隼も知らないの?狸塚さんは今注目の俳優さんで有名人なんだよ。CMとかにも出てるじゃん。ほら、"イケてるメンズは歯が命"キラッ!ってやつ。見たことない?」
竜一「すみません、俺テレビは最近見ても教育テレビとかで。」
隼「CMなんかいちいち覚えてない」
恒介「人に見つかって騒ぎになっては困ると思ってあんな格好で拓馬たちの様子を見に来たんですが、とんだ…自意識過剰だったようで…」
落ち込む拓馬くんたちのお父さんを何とかフォローする
竜一「それより今日はお仕事お休みなんですか?」
再び泣き始めたお父さん
恒介「実は半年ぶりにまともな休みが取れたので本当は今日1日、Aちゃんと拓馬と数馬と久々に親子の時間が持てると楽しみにしていたんです。Aちゃんにも今日は休んでいいって言ったのに…。
でも3人ともそれより保育ルームで遊びたいって。学校に行きたいって」
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作者名:+1 | 作成日時:2023年3月20日 22時