あなたの全てがすき (ページ45)

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「そうだよねっ・。俺の事信用出来ない

よね・・・けどこれだけは言わせて。。。

俺が本当に好きなのはAだけだよ・・・。

あんな写真撮られておいて何言ってんだよって

思うかも知れないけど・・・本当にごめん・・」

それから俺は包み隠さず全部Aに話をした。

「・・・。ちょっと待って。私が男性のお客さん

に頭を触られてたの見て嫉妬した？

私そんな覚え全くないけど。。。そもそも

うちのお客さんでそんな事する人いないよ？」

「覚えてないの？いたから。髪の毛結んでて

ちょっとチャラい感じの人だよ。かなり親しい

感じで笑いながら2人で店から出てきたから」

「あーーー！！分かった。思い出した。

森田さんだ。でも森田さんとは何でもないし、

そもそもさっ、それ見た時に声掛けてくれたら良

かったんじゃない？それ見て勝手に嫉妬して

頭にきたからって、元カノとお茶いって

お揃いのブレスレットをプレゼントしたり

普通する？有り得なくない？それで

キスとか意味分かんない。」

翔太くんの話を聞けば聞くほど口に出せば

出すほどイライラしてしまう。

泣きたくないのにまた涙が出てくる。

「………。もうやだ……。あの子の事だよね？

ファンの子達が前の彼女の方が良かったって

言ってた彼女って…。そりゃそうだよね。。。

あんな綺麗な子だもんね…。

ごめん……。やっぱ無理だ…。帰るね。。。」

これ以上惨めになりたくなかった。涙でぐしゃ

くじゃの顔も見られたくなかった。

俯きながらバッグを手に取り立ち上がった

手首をギュッと掴まれ抱き寄せらた。

「離して…。」

キツく回された両手に身動きが取れない

「ヤダ。。。絶対離さないし離れない。

ホントーーーにごめん……。何回謝っても許して

貰えないかもしれないし、信用出来ないかも

しんないけど俺、マジでAしか無理。。。

あんなバカな事して傷付けておいて今更だけど

本当にAの事好きで仕方なくて…。。。

Aに馴れ馴れしくする奴みるだけで

嫌でさっ嫉妬しちゃって。。。

ごめん…。ガキ臭くて……。

ムシャクシャしてた時に前の彼女と再会して

あんな事になったけど、俺ホントにあいつと

どうこうなんて全く考えてなかったし

好きって感情も本当にないよ……。」

「好きって感情はないのにキスはするんだね」

謝る翔太くんに意地悪を言う。

私もイヤだよ。翔太くん…。

翔太くんに触れていいのは私だけでしょ？