僕は君で君は僕。そしてヒーローはヴィラン、ヴィランはヒーロー。

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僕らはひとつだった。

僕らは無個性だと思ってた。

僕らはヒーローになりたかった。

僕らは夢を諦めかけた。

僕らはヴィランに拐われた。

僕らは昔に戻れなくなった。

僕らは社会に絶望した。

けれどその中に希望を見出だした。

僕らは、二つに分かれた。

「僕はヒーローになってみせるよ。例えそれが正式でなくてもね」

「君ならなれるよ。だって僕だもの。頑張ってるの、知ってるからね」

「君こそ、頑張ってよね。もう面と向かって応援できなくなるんだから」

「寂しい事言うなよ。どんな手を使ったって、僕の方から会いに行くさ」

「そっか。なら寂しくないね」

「寂しい思いなんてさせないさ」

「「じゃあ、“そっち”の世界は任せたよ」」

「「頑張れよ。ヒーロー/ヴィラン」」

これは、“僕”という一人の人間が、

“ヒーロー”と“ヴィラン”の二人に分かれて、社会を変える物語だ。

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気分で始めたので更新は不定期。亀更新です。

それでも良ければ閲覧、評価、コメントよろしくお願いいたします。執筆状態：連載中