先人の言葉、そして ページ41
13「えー、始める前にお小言を一つ、二つ……三つ…」
皆「(増える…)」
13「皆さんご存じだと思いますが、僕の個性はブラックホール。どんな物でも吸い込んで塵にしてしまいます」
出「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね！」
相澤先生風で言えば、合理的な使い方だと思う。
絶対に敵に回したくない強個性だ。
13「そう。簡単に人を殺せる力です。皆さんの中にも、そんな個性を持つ人はいるでしょう。
超人社会は、個性の使用を資格制にし、厳しく規制することで一見成り立っているように見えます。しかし一歩間違えば、容易に人を殺せる“行き過ぎた個性”を個々が持っている事を忘れないでください。
相澤さんの体力テストでは、自身の力が秘めている可能性を知り、
オールマイトの対人訓練では、それを人に向ける危うさを体験したかと思います」
私はごくりと生唾を飲んだ。
13「この授業では、心機一転！人命のために個性をどう活用するかを学んでいきましょう。
君達の力は、人を傷つけるためではなく助けるためにある！それを今日は心得てくださいな。
以上！ご静聴ありがとうございました」
誰からともなく拍手が沸き起こる。
貴重で重要な先人の言葉だ、じぃんと胸が熱くなった。
格好いい。
オールマイトのような派手さがなくとも、充分に格好良かった。
相「そんじゃあまずは、」
ブツンッ。プツッ……ブツッ
守「ｿﾞﾜｯ))…………これはっ」
照明が落ち、中が薄暗くなる。
あの嫌な感じ。
すぐさまヘッドセットのインカムを起動させる。
【ｻﾞｻﾞ……ｻﾞｰｯ…】
守「…繋がらない！まだ一度も使ってないのに！」
照明も落ちた。
考えられるのはただ一つ、電波を誰かに阻害されている！
守「先生、敵「一塊になって動くな！！」ッ！」
相澤先生がゴーグルをかける。
彼の目線の先にあったのは…＿＿＿
相「13号、生徒を守れ！
アレは敵だ！！！」
切「ヴィランん！！？」
＿＿＿…黒い霧から沸き出てくる、紛れもなく本物の、敵の大衆だった。
黒いモヤ「13号に…イレイザーヘッドですか。先日頂いた教師側のカリキュラムでは、オールマイトもここにいるはずですが…」
手の敵「どこだよ…せっかくこんなに、大衆引き連れてきたのにさ……平和の象徴がいないなんて………
…＿＿子供を殺せば、来るのかな？」
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咲き(プロフ) - ののいろ系女子さん» か、神作…！！？初めて言われました！すごく嬉しいです頑張ります！！ (2019年1月7日 15時) (
レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - ヤバい、凄い面白い！神作！ありがとうございます！大好きです！これからも応援してます！ (2019年1月7日 13時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲 | 作成日時：2018年10月15日 21時
