敵襲！壊された授業 ページ42
切「バカだろ！？ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホ過ぎるぞ！！」
守「そうとは言えません、切島君！それは相手が単体で、こちらが団体の時のみ言えることです。相手も大勢いるなら、個性が分からない以上は侮れません！！
それに今、通信手段が断たれたようです！13号先生、侵入者用センサーは無線ですよね！？」
13「そ、そうです！」
守「だったらやはり、あちらに電波を阻害できる個性の人がいるんです。私のインカムが使えませんから！
そういう個性を用意しているということは、これは無謀ではなく準備万端の奇襲！侮ってはいけません。死にます！！」
私の言葉に、周りがピリッと緊張する。
不安を増幅させられて、泣きそうになる人もいた。
峰「そ、そんな怖ェこと言うなよぉ！」
守「気を抜くなという話です！！」
轟「校舎と離れた隔離空間。クラスが入る時間も、先生が誰かも把握済み…」
守「さっき黒いモヤモヤが、カリキュラムを頂いたと言っていました。恐らく先日の、バリアーを破壊した犯人はあの人達でしょう」
轟「なら奇襲の準備も、やはり事前に確実にやっていたわけか」
切「ちくしょう！！」
相「13号、避難開始！学校に連絡試せ！絶盾の言う通り、電波系の敵が妨害している可能性もある。上鳴、お前も絶盾と一緒に個性で連絡試せ」
電「っス！」
出「っ先生は！？一人で戦うんですか！？イレイザーヘッドの戦闘スタイルは、個性を消してからの捕縛でしょう？あの数を相手に正面戦闘なんて無茶だ……！」
相「一芸だけじゃヒーローは務まらん」
13号先生に任せたぞ、と伝えて、相澤先生は捕縛武器を手に飛び出した。
相手方の射撃部隊をいとも簡単にいなし、先生の個性が通用しない異形型の敵をも拳一つで完封する。
プロの名を背負うだけあり無駄がなく、自分達と比較するのが失礼に思えるほど、彼は強い。
経験の差だろう。
戦闘経験のない今の私達が行っても、役に立たないどころか確実に先生の邪魔になる。明白だった。
私はマントのバッチボタンを押して、念のため録画を開始した。
守「出久君。ヒーローの卵は卵なりにできることをしましょう」
出「うん…守美ちゃん、その通信機は？」
守「ダメです、外とは完全に遮断されているようで「何をしてるんだ君達！早く避難するんだ！」」
黒いモヤ「させませんよ」
低く無感情ともいえる声が、私達の目の前に移動していた。
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咲き(プロフ) - ののいろ系女子さん» か、神作…！！？初めて言われました！すごく嬉しいです頑張ります！！ (2019年1月7日 15時) (
レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - ヤバい、凄い面白い！神作！ありがとうございます！大好きです！これからも応援してます！ (2019年1月7日 13時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲 | 作成日時：2018年10月15日 21時
