私何かした？お目覚め ページ35
オールマイトside
オ「…んん……ふぁ…」
ぼんやりと目が覚めて、大きくあくびをする。
まだ寝ていたい。
ぬくくて気持ちいい。
でも、お腹すいた……。
オ「ンー……しゅみちゃんー、？」
……ソファのすぐ横に、毛布の塊があった。いや、これは団子というべきだろうか。
何だコレ。
オ「……えっと、もしかして守美ちゃんかな」
守「…………」
オ「(動いた)……もしかして、怒らせちゃったかな。ごめんな、ご飯冷めちゃったよね…」
守美ちゃんが中にいると思われる毛布の塊は、いっこうに喋る気配がない。
ちょっと不安になって辺りを見回すが、彼女の気配はない。
守美ちゃーん…と毛布の塊に声をかけるが、返事はない。
なんて情けない声だろう。
……最近、喧嘩ばかりだな。
オ「すまない守美ちゃん。いつも尽くしてくれてるのに、ご飯、すぐ食べられなかった……せっかく準備してくれてたのに、ごめんよ…」
毛布ごと抱き締める。
少し嫌そうに……腕の中で動かれたけど、かまわず私は腕に力をいれた。
全く自分に腹が立つ。
むごもご、と毛布がうごめき、くぐもった声が聞こえた。
守「…ゃぎ……さ、息……」
オ「………Whats！？もしかして息できてなかった！？」
守「…………しぬ…」
オ「OMG！！ゴメン！！」
バッと解放する。
ケホケホとむせながら、彼女はそれでも毛布を離さない。
オ「……そんなに顔合わせたくない？」
守「……ちがぅ……」
オ「えっ待って嘘、泣いてる！？」
守「泣い…((ﾊﾞｯ))ちょっ！？」
明らかに泣いてる声だ。
毛布を剥ぎ取れば、守美ちゃんが、真っ赤になった頬を両手で挟んでいた。目に涙を溜めて。
オ「やっぱり………ごめんて守美ちゃん〜」
守「だからっ、泣いてないしッ怒ってませんから！！」
オ「じゃあ何で抱っこ嫌がるのさ〜」
守「ア”ー！！」
バックハグをする私の腕を振りほどこうともがいている。
………さすがの私もヘコんできた、
「もぉ人の気持ちも知らないで！！
((ﾁｭ))」………ぞ？
ちゅう？
守「ﾊｧ……ﾊｧ……お返しです！！」
ぐわっと叫ばれ、私が思わず手を離した隙に、彼女は脱兎のごとく逃げていった。
守美ちゃんの唇の感触が残る頬を押さえた。
………お返し？
お返しって何！？私ほんと何したんだ！？
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咲き(プロフ) - ののいろ系女子さん» か、神作…！！？初めて言われました！すごく嬉しいです頑張ります！！ (2019年1月7日 15時) (
レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - ヤバい、凄い面白い！神作！ありがとうございます！大好きです！これからも応援してます！ (2019年1月7日 13時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲 | 作成日時：2018年10月15日 21時
