過去の記憶、まどろみの束縛５ ページ25
それから人形の私は、ボロボロに汚れていった。
服は縮んだまま、髪は荒れ放題、目にはクマ、体には痣、目は充血して酷い有り様だ。
ろくに眠れてない。食事も喉を通らないし、温かいお風呂も何年入ってないことか。
妹と差は開くばかりだ。
普通の娘として愛される事。
女の子として可愛くなる事。
友達として遊ぶ事。
何もかも…私には全て許されない。私が当然のように持つはずだった権限は全て、妹が盗った。
友達も家族も彼女の方へ、私を捨てて離れていった。
私、生き続ける意味、あるんだろうか。
(仮)親達はさらに冷たくなっている。
姉の私が、優秀な妹に何かするんじゃないか、って…馬鹿みたいな杞憂で冷たくしてくる。
妹『痛い！お姉ちゃんが叩いたー！』
義母『あんた！！何てことするのッ○○ちゃんの顔に傷でもできたら…！！』
父『お姉ちゃんだろう！？何でお前はこんなに“不出来”なんだ！お父さん、恥ずかしいよ…！！』
守『……』
それなら生まなきゃ良かったじゃない。
もう“捨てて”よ。
優しくなくなったお父さんなんて、私もいらないよ。
お母さんと私を裏切るお父さんなんて…。
……何であんたは子供と女を選べて、私は何にも選べないのかな。
義母『ねえ、アナタ。この子……もう、いなくて良いわ。何で生まれてきたのかしら』
父『…そうだな……○○ちゃんもそろそろ中学受験だ。こいつの教材、全部○○ちゃんにあげよう。その方が安くて済む』
義母『そうね、でも制服は新しいのあげなきゃぁ』
……ああ、捨てられるんだ。ようやく。
……施設にでも送るんだろうか。
………あんた達の方が私の前からいなくなれば良いのに…っ！
ギリッ、と私は奥歯を噛んだ。
……お父さん、優しかった。
元から自分勝手だった、それでも大好きだった。
そうだ、あんたらさえいなければ……お父さんは……違う……あの男は、元々ままごとをしてただけで……
元から愛なんて。
義母『じゃぁ、連れてって良い？この子。素敵な場所知ってるの』
父『それは良い。頼むよ』
………嫌だ、どこに連れていくの？離して…！
お父さんや友達を返して！！
あんたらのせいだ！！
妹『お姉ちゃん、どこ行くのぉ？』
父『お母さんの知り合いのとこに行くんだよ』
返して！返して！私の家族を返して！！
もう、なにもわからないよ！！！！
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咲き(プロフ) - アクトさん» トップにアップできました！イラストお待ちしています！ (2018年9月24日 16時) (
レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
咲き(プロフ) - アクトさん» 良いですよー。ただ、私自身IMELOG使ったことないので、見方さえ教えてくだされば (2018年9月24日 9時) (レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
アクト - すみません！IMELOGにあげようと思ってるんですがいいですか？ (2018年9月24日 0時) (レス) id: 4d94ffdfb5 (このIDを非表示/違反報告)
咲き(プロフ) - アクトさん» わかりました！できれば今日か明日に載せます。載せられるでしょうか…エラーが出るんですよね。原因不明…何か心当たりがあれば教えてくださると助かります(エラー出たらTwitterにでも揚げます) (2018年9月23日 18時) (レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
アクト - イラスト載せてくれるとうれしいです！髪の毛がロングなのか短めなのかわからないので(。>д<) (2018年9月23日 18時) (レス) id: 4d94ffdfb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲 | 作成日時：2018年9月11日 12時
