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第壱話 ページ2

「カァ カァ A!
南南東!南南東へ行け!」

は!?何でカラスが喋ってんの?

「行け!行け!」

「っ痛ッ!!分かった、分かった。
行くってば」

南南東……こっちか。
……私の知ってる大正じゃないんだけどなぁ…
困ったぁ…

さて、村らしきところに着いたけど私はどうしたらいい?というか、今夕方だよ?寒い。

「聞き込み!聞き込み!!」

何でつついてくるかな?地味に痛いんだよ、君の嘴。

「何について聞くの?」

「カァ カァ 鬼について!!」

「鬼ぃ?」

いやいや、鬼なんて……

「妙子さんとこの娘さんもさらわれたんだったね。
最近、怖いねぇ……」

()

「カァ はやく行けぇ!」

「ちょ、分かったよ」

カラスが急かす。カラスの分際で……!!

「あのー、少しお話を聞いても……」

聞くところによると、16歳ぐらいの女の人達が
消えているらしい。

怖っ!ナニソレ、ちょー怖いんですけど。

取り敢えず情報整理だ。
・さらわれてるのは16歳ぐらいの女の人
・夜
・数秒でいなくなる
・甘味処 天満(あまみつ)の近く

以上。怖いなぁ…天満って言う甘味処行きたくない。
宿探して明日の朝、すぐにでも帰ろ。

「カァ カァ 天満に行けぇ!」

「はぁ!?危ないんだよ!?行くわけないでしょ!」

「それが、鬼殺隊の仕事!」

きさつたい?ナンデスカソレ。

「カァ カァ どうした!
頭がおかしくなったのか!?」

なっ!失礼な!

「教えて!」

「カァ カァ 人喰い鬼を狩る力を有した剣士、
そしてその剣士を支える者たちが集まった、
政府非公式の組織!」

人喰い鬼?

「人喰い鬼は、人ならざるにして人を蹂躙するモノ。
人の天敵!鬼は文字通り人外の力を振るう上に陽光を浴びる以外には不死でありたとえ頭を砕かれようとも
瞬く間に治癒して生者を喰らう!!」

怖っ!

「階級は上から甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・
壬・癸。お前は甲だ!」

私強い!

「サァ!行くぞ!」

いやいやいや、待て、待て。
さっきまでの話と結びつかない。

「行けぇ! 行けぇ!!」

だからお前、嘴でつつくなぁ!!

「俺はお前と言う名前じゃない!
(しゅう)』と言う名前がある!」

なかなかいい名前つけてもらってんじゃねぇよ。

「お前が付けたんだ!」

「お前じゃありません!
私は『A』と言う名前がありますぅ!」

カラスこと、美空と言い合って天満に向かった。
周りからは変な目で見られることに…トホホ…

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作者名:笑舞 | 作成日時:2020年1月5日 12時

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