58.「死者の都」の行き方 ページ20
バン「ホラよ〜〜食え♪」
エリ「おいしそうな香り…！」
メ「な？アノルと同じくらい美味いんだぜ？」
ルイジ「」ｺﾞｸﾘ
エレン「」ｺﾞｸ…
あれから、三人とも帰って来たが、キング殿はいなく、その代わりに二人の子供をつれてきた。
バン「食わねーなら全部豚のエサにすんぞ〜〜♪」
ホーク「!!ハアハアハアプゴッ」じゃばじゃば〜〜っ
ホークは、美味しい飯は普段食えないからか(残飯のため)、ヨダレを滝のように流していた。
貴女「ホーク…汚いわよ…」引
ルイジ・エレン「いただきます!!おいし〜〜!!」
ｶﾞｸｯ べちょ
そして、ガックリしてヨダレのため池に顔を突っ込む。
ホーク「お…俺にもおこぼれを！」
見かけによらず、料理上手なのよね…バン殿って…
ルイジ「でも…いいの？僕たちお金なんて………!!」
バン「ギブ・アンド・テ〜〜〜〜イク♪
死者の都とやらの場所を教えろ♪」
メ「おいバン…キングは見つかったんだ。行く必要はもうなくなったろ？」
バン「あれがキング(モノホン)のわけね〜〜だろ」
そんなに10年前と姿が変わってるのかしら？妖精だから、変わってないはずだけど…
メ「本物だって」
バン「偽物だ」
メ「本物」
バン「偽物」
ルイジ「あんたたちも死者の都に行きたいの？」
メ・バン「………“も”？」
ｺｸｯ
その子は頷く。
ルイジ「さっきのコも何度か聞いてきたんだ。死者の都にどうしても行きたいんだって…」
皆「!!」
メ・バン・ディ「キングも『死者の都』に行こうとしている…？」
貴女「キング殿が…」
ルイジ「あの人…何日か前からたびたび集落(ここ)に来ては『死者の都』への行き方を探してるみたいなんだ」
ホーク「何日も前から行き方を探してるって……そんな辺鄙な所にある墓なのか？」
ルイジ「ううん…すぐそばだよ」
すぐそばなのに…行き方が分からないの…？
ディ「ど…どういうこと〜〜？」
ルイジ「『死者の都』への入り口はこの集落にあるんだ。でも、行こうと思って行ける場所じゃない」
ディ・エリ「？」
バン「謎掛け(リドル)にゃ興味ね〜〜な」
ｷｭｯ
メ「なるほど、つまりは…こういうことか！」
メリオダスはホークに竿をくくりつけ、その先にご飯をくくりつけた。
貴女「違うと思うし、余計に意味が分からないわよ」
ルイジ「『死者の都』はお墓じゃなくて死んだ人たちが住む国なんだって」
ﾋﾟｸｯ
貴女 ﾎﾞｿｯ「死んだ人が…？」
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作者名：シルネ | 作成日時：2017年9月10日 20時
