Scene22 Winner ページ22
______パリーン
『超Zスプリガン、バーストフィニッシュ！紅シュウに2ポイント。よって、4–1、紅シュウの勝利‼』
ワアァっと大歓声が起こり、その瞬間、シュウの勝利が決定した。
『準決勝第一バトルは、圧倒的な強さを見せつけて紅シュウが勝利だ！決勝戦にベイを進めたのは紅シュウだー！』
シュウは腰を落としてフォルネウスのパーツを拾って、フブキに手渡した。うつむいて黙っているフブキにシュウは優しく声をかける。
「よくやった。1stバトルはやられたよ」
フブキも顔を上げてシュウの顔を見て、口を開いた。
「シュウさんも_____決勝に進むからには、勝ってくださいよ」
「もちろん」
2人はがっちりと手を組みあった。
「泣かせてくれるじゃない、2人とも。シュウ君、おめでとう！」
Aも手を叩いて2人のブレーダーをたたえた。
「勝った勝った、紅シュウが勝ったよ！」
その時、Aの隣に座っていた少年は大きく声を上げて電話をしていた。それに気づいたAはすぐに顔を真っ青にして会場を後にした。
先にバトルステージを後にしたシュウはそれに気がつかなかったが、フブキは見逃さなかった。彼はすぐに会場を飛び出し、会場周辺をAを探して走り出した。
「Aさん⁉」
フブキにはなぜAが顔を蒼くしていたのかわからなかった。ただすごく具合が悪そうなことだけはわかった。
「あ、墨江フブキ君だー！」
「本物だ！かっこいー！」
「応援してました！」
途中小さい子に数回声をかけられることもあったが、
「ありがとう、君も強くなって」
フブキは軽く交わしてただ1人だけの背中を探した。
「いた！Aさん！」
フブキの声に、彼女は薄茶色の髪をなびかせて振り向いた。
「フブキ君…」
「どうしたんですか、体調悪いだろ？家まで送るぞ？」
フブキは敬語を使うことも忘れてAの顔を覗いた。
「フブキ君……聞いて」
Aは神妙な顔をして口を開いた。
「？ 何だ？」
「実は私____________」
ずっと隠してたこと。誰にも言えなかったこと。Aは、最初に打ち明ける相手は、フブキに決めた。
ほらほら、あの人から言いたいことがあるみたいですよ☆
シスコ「お前はオレだけ見とけばいいんだよ」
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通行人 - ふと思い出して、久しぶりに来てみました。やはり引き込まれる。 (2019年9月5日 19時) (
レス) id: 7f966a9c98 (このIDを非表示/違反報告)
瀬央(プロフ) - 美桜さん» ありがとうございます！少ない脳を振り絞って書いただけありました(笑) トプ画のことまでお気づきとは…さすがです！ (2019年2月15日 23時) (レス) id: a6baa0d096 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - あと、トプ画ですが、人物を抜いてオーダーされていましたね！そこがとても内容と合っていてさすがだな〜とセンスに感動しています 次作品も楽しみに待っていますね〜^^ (2019年2月15日 22時) (レス) id: 02de3cf915 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！！！フブキもシュウも彼等らしい爽やかな感じで、読んでいて温かくなりました^^とても読みやすい文章に文間、ストーリー構成、とても勉強になります！私も瀬央さんを見習って、風景と心理描写をシンクロさせたラストへ進みたいです (2019年2月15日 22時) (レス) id: 02de3cf915 (このIDを非表示/違反報告)
瀬央(プロフ) - みずきさん» そう言ってもらえるととても嬉しいです。ベイバをこよなく愛してるから、学校の作文より本気になって書いてるかもしれません(笑) (2019年2月12日 23時) (レス) id: d89c1d2e97 (このIDを非表示/違反報告)
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