本当は視えてるよ、パパ ページ12
ロアサイド
ローも珍しく寝て静かな夜更け
目が覚めたから甲板に出たんだよね〜
そしたら居たよね
金髪で黒い羽コートでタバコ吸っててピエロみたいな顔した大男が
ロア「はーい、捕まえた〜」
？「おわっ！え、あ、ロアか」
ロア「まぁたタバコ吸って〜。肺やられるよ？」
？「えぇ…お前本当ママそっくりだな」
なんて言いながらもタバコ消してくれるこの人はオレの実の父親、ドンキホーテ・ロシナンテ
基コラソンである
13年も前に死別した父親だが、スイスイの実が覚醒してからは視えるようになり、たまーにこうやって話すことがある
だから忘れたこともないしなんなら写真だって持ってるから余計忘れられないよね
ロシー「お前、サンジくんと仲良しだよな」
ロア「あー、ドジらないパパみたいなもんだなって思ってる」
ロシー「え"」
ロア「ダーリンハニーはたまにパパとママが呼びあってたろ。それの真似っ子だよ」
なんてホントのこと言うと狼狽えるパパ
なんかおもしれぇな
ロア「定期的にママから手紙やら電話やら来るんだよね〜」
ロシー「そりゃあお前、大事な一人息子だからな」
ロア「そんな一人息子とローが仲良くしてるのはなんも言わねぇのな」
ロシー「ローにならロアを任せられるかな〜と…お前もおれと同じ立場になった事だしな」
なんていつそんな能力みにつけたのかオレの頭をポフポフと撫でるパパ
懐かしいなぁ…小さい頃も撫でてもらってたっけ
ロシー「今度1回ママのとこ行っとけよ」
ロア「りょーかぁい。さてとー、そろそろローのとこ帰りますかね〜」
ロシー「おう。パパはお前もローも見守ってるからな」
なんて海を眺め始めるロシー
…カッコつけたがりの39歳だなぁ
ローに抱きついて寝よっと
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作者名：折原アキ | 作成日時：2022年9月16日 12時
