甘くて苦い恋｢歌い手ヤンデレ」

か･ん･き･ん【天月】 ページ9

貴方side





さっき、目が覚めたら、知らない部屋に閉じ込められていた。なんでここに来たんだろ……。さっき、学校帰りに、誰かに口塞がれて……そこから思い出せない……。



天月｢あっ、おはよ‐！」

と、私の前で元気に挨拶をする男性。誰なのか知らない。


貴方｢あ、の……ど、どちら様ですか……？」


天月｢……へ？僕？天月！ずっと君の事、後ろから見守ってたよ！」


貴方｢そ、それってストーカーじゃないですか……！？」


天月｢ちょっと‐、人聞き悪いな‐。ちゃんと、危ない目に遭わないか、見守ってただけ……」

そう言うと、黒い笑みを私に向けてくる。光のない目で。私を見つめてくる。

貴方｢と、とにかく、ここから出してください……！」


天月｢なに言ってんの？出す訳ないじゃん。もう、君は僕のもの。」


貴方｢ど、どう言うことです…！？」


天月｢理解力が少ないおバカちゃんだなあ、だから、君はもう僕のもの♪」


貴方｢ふざけないでください！私には、友達も、家族もいるんです！心配かけたくないんです！」


天月｢いいよ、君の友達、家族なんか、ぜぇんぶ殺っちゃったから。せめて、遺体だけでも……見る？」

また黒い笑みを浮かべる。狂気を感じる。


貴方｢そんなっ……！？ありえない……！」


天月side



泣き叫んでいる君。とても可愛いよ。


ﾁｭｯ……

貴方｢んっ……！？んぅっ、んぁっ……！」


抵抗しないでよ……ますますやりたくなっちゃう。


天月｢はぁっ……やっぱり可愛い、もう、君は僕のもの」


薬を仕込ませた彼女はもう、僕に堕ちただろう。


貴方｢……は、はい……♡」


これで、もう、僕から離れられない。逃げられない。









天月｢これで、僕なしじゃ生きていけない体♡」

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