甘くて苦い恋｢歌い手ヤンデレ」

坂田【暴力型ヤンデレ】 ページ34

坂田side





あははっ、まぁた俺の家から逃げ出して、どっか行ってたの？

もう。ダメな子だね。そういう子には、ちゃぁんと、お仕置きしないとね？

僕だって、怒る時くらいあるんやから。


許さへん。俺を置いて家を出たこと、部屋を出たこと、許さへん。


ちゃんと、体に教えこませてあげるから、


ちゃんと、躾し直さなきゃ………ね？？？





楽しみだなぁ！



貴方side



さかたんの家を抜け出して数時間。

友達の家に行ってる最中だ。


後ろから肩に手を置かれ、友達かなと思って、後ろを振り向くと、赤い髪でニコニコしているさかたんが、いた。



貴方｢さ、さかたん…！これは、違うの……！」


坂田｢何が違うん〜？」


ダメだ。目が笑っていない。逃げる方法はない。


坂田｢ほらぁ、ちゃんと家に帰ろ？」

いつもとは違うさかたんの声に、私は方を震わせる。


そして、私はほぼ無理矢理、さかたんの家まで連れていかれた。


さかたんの家に着くと、いきなりどん、と強く押され、尻もちをついてしまう。


貴方｢いっつつ…」


坂田｢…言うたよな？家から、部屋から出るなって。」

ギリギリと腕を強く握られる。ものすごい力で。


貴方｢いたっ、痛いよぉ…！さかたん……！」


坂田｢なぁ、男のとこ行こうとしてたんやろ？？なぁ？」


また強められていく力。強い力で握られていたせいか、服には少し血が滲んでいる。


貴方｢ごめんなさい、さかたん、違うの…！」


坂田｢だから、何が違うんやって、言うとるんやけ…ど！！！」

頬を殴られ、起き上がることさえできなかった。


貴方｢いっ、たぁ……！」


坂田｢なぁ、Aは俺のやろ？なぁ？お前は俺やろって！なぁ！答えろや！！」

顔、鳩尾、足などを殴られ、蹴られ、喋ることが出来ない。


さかたん……前の優しいさかたんは何処に行ったの…？


坂田｢なぁ！持っかい聞くで！？Aは、俺のやんな！？」


ここでは、はい、と答えないとダメだ。


貴方｢……うん。」


虚ろな目をして答える。それが気に食わなかったのか、また鳩尾を攻撃してくる。


貴方｢い”っ……！」


坂田｢……すっごいその顔、可愛い。もっと、もっともっともっともっともっともっと！！！その可愛い顔を歪ませたいよ。痛そうな顔、泣きそうな顔、すっごくそそる。」


いや、怖い。さかたんが怖い。


坂田｢でも、もっと痛がる方法。」


さかたんは腕を持って、逆方向に曲げる。そして力を入れていくと



ゴキッ

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