[戦国BASARA]君がくれた『思い出』と言う名の“宝物”

子供はおねだり上手ですね ページ12

「なぁり！！じょーかまちおもしろいね！！」

「そうであろう。なかなかなものよ。」

渚沙ちゃん迷子事件は何とか解決し、今は元就と一緒に城下町を散歩中です。

それにしても元就さん、目立ちます。
何せあのオクラの兜被ってるんですから。
でもこんなこと言ったら元就に怒られー

「我を愚弄するとどうなるか分かるだろうな？」

あわわわ！！ごっごめんなさいっ！！
輪刀だけはやめてぇえ！！！

「フン…」

ほっ………なんやかんや優しいですね。元就さん。睨みながらも輪刀を退いてくれました。

凄く睨みが鋭いけど、そこは気にしません！

ではでは気を取り直し。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「…………」

渚沙ちゃん、
とあるお店屋さんの前に立ち止まりました。

「？？どうしたのだ？渚沙」

「なぁり、あれ…」

渚沙が指す方向を見ると可愛らしいお人形が……

「人形……？？」

渚沙ちゃんはお人形が大好きなのです。

「…………渚沙帰るぞ。日が暮れてしまう。」

流石は元就さん。
見てみぬ振りをしました。

「……うぅ…」

そんな元就を涙溜めて見る渚沙。

「…とっとにかく早よ帰らねばならぬ。」

少し動揺する元就。そりゃあ渚沙ちゃんみたいな可愛い女の子がうるうるの目でみたらなります。


「……やぁや！！」

先程から人形やらままごとなどの遊びを拒否する元就さん。

実はこれには深い理由があるのです。

その理由とは元就の幼少時代にありました。

元親と元就→←一件落着であります。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す