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sixty six story ページ21

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『ありがとう、レオ』







レオは笑顔で応えてくれた。









私は手の平にある瓶を少し眺めてから、

瓶の蓋を開けた。





『......っ、』









瓶に入っている薬を勢いよく口に含み、

ごくり、という音とともに薬を飲んだ。



少し苦い味の薬。



あまり好きではないけど、

今日は何故だかすんなりと飲めた。









『...これで、大丈夫なのかな』


「ああ、これで暫くすれば人間になれるはずだ」





『...そっか』






空になった瓶を見つめて、そっと握りしめた。










「なぁ、A」




『?』









.




「イズミと、幸せにな」



.







目を細めて優しい笑みを浮かべるレオ。






『レオ...』






「ほら、イズミのところへ向かえ、A。

お前はもう人間になってるはずだ、陸へ上がれるぞ」





ふと視線を水中に移すと、さっきまで尾びれだったはずが、

綺麗な足が二本、すらりと生えていた。






『...足が、!すごい、本当に人間になってる...』






「最初は歩きづらいと思うけど、きっとすぐに慣れるから、

心配なくイズミのところまで行けるはずだ」









『本当にありがとう、レオ。

それじゃあ、行ってくる』




「嗚呼。行ってこい、A」








__________



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瀬永ゆう(プロフ) - みゅみゅさん» みゅみゅさんお久しぶりです!!語彙力はない方だと思ってはいたのですが、そう言ってもらえて嬉しい限りです!みゅみゅさんのコメント、いつも励みとなっていて本当にありがとうございます! (2022年8月14日 10時) (レス) @page27 id: 4117ae44bf (このIDを非表示/違反報告)
みゅみゅ - お久しぶりです!相変わらず作者さんの語彙力の高さに恐れ慄いておりますw なんですぐに風景が脳内で描けるような文章が書けるんですか!?才能ですよ!天才です!!これからも応援し続けます!! (2022年8月13日 23時) (レス) @page27 id: 02674e076a (このIDを非表示/違反報告)
瀬永ゆう(プロフ) - みゅみゅさん» 良い物語だなんて...!嬉しいです(*^^*)これからの体調に気をつけて頑張っていこうと思います! (2022年5月17日 0時) (レス) id: 4117ae44bf (このIDを非表示/違反報告)
みゅみゅ - 良い物語すぎて情緒がどっかいきましたw なんでこんなに綺麗な物語が書けるんですか…!羨ましいっ!! 投稿ありがとうございます!これからも無理せず頑張ってください!応援してます! (2022年5月10日 23時) (レス) @page22 id: 3ab9a2dc6c (このIDを非表示/違反報告)
瀬永ゆう(プロフ) - みゅみゅさん» いつもありがとうございます(*^^*)久しぶりの投稿になってしまったので変になっていないか心配だったのですが、良かったです! (2022年4月21日 22時) (レス) id: 4117ae44bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瀬永ゆう | 作者ホームページ:http  
作成日時:2021年10月2日 23時

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