28話 ページ31
『長谷川さんのお部屋はこちらです。基本個室になってます。そしてこちらが入院計画書です。先生の判断にもよりますが、赤ちゃんが少し小さめなので陣痛促進剤を使って分娩になるかもしれません。』
「わかりました。」
『そしてこちらがパジャマとお産セットです。今からパジャマに着替えてもらってレントゲン検査を行います。心臓に疾患などありますか?』
「いえ、無いです。」
なら、自然分娩でも大丈夫そうね。
『では、レントゲン室に案内しますね。』
「お願いします。」
レントゲン室に行くと西山先生がいた。あら、今日は小野先生休みなのね。
『西山先生、レントゲンお願いします。』
西「検査依頼があった長谷川さんですね?妊婦さんってことでこちらを着てもらってもいいですか?」
「これはなんですか?」
西「妊婦さんがレントゲンをとると赤ちゃんに被曝または流産、早産の可能性が出てくるのでこれを着てもらって検査してもらってます。」
「あ、そうなんですね、わかりました。」
西「はい、では機械の前に立ってください。心臓周辺のレントゲンを取ります。」
西山先生ってあんまり話したことないけど、説明とか上手い先生だったんだ。丁寧だし...ちょっと感動。
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作者名:あかりんご | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/
作成日時:2020年5月6日 23時