青春花道【銀魂3z】

ほどほどに ページ10

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「さ、教えてよ井荻さん！」




この２人といるの、辛いな。

彼等仲良すぎるよ。そんな中、私１人混ざってるんだよ。


そして２人は社交ダンスを踊るんでしょ？

それの手伝いをしてるんだよ私は。

……でも、もう終わった事なんだから、いちいち根に持ちすぎてる私もどうかと思うよ。







「1、2、3、1、2、3……」

「うっ……辛い……」

「社交ダンスはポーカーフェイスが必要とされる。たとえ辛くたって微笑みを忘れない。そしてまだ始まったばかり。土方を見習いなよ」

「十四郎……私も頑張らないと」

「勝手に彼女面するのはいいけど、発表会来月なんだから急いだ方がいいよ。じゃあ私は土方の方見てくる」




まだ土方には少ししか教えてない。

どちらにもやる気があるから、私はそれに応えないといけない。

それは私にとって、十分辛い事だ。


ああ、私ってば悲しいやつ。

そう思いながら、私は少し向こうにいる土方の方へと足を運んだ。




「どう土方。少し思い出したりした？」

「……本当、中学の事思い出すぜまったく」

「先生仕組んだのかもね。私等の中学、後夜祭に社交ダンス踊るの知ってたのかも」

「……中2の時」

「……やめようよ。あの時はまだお互い馬鹿だったんだ」

「……だな。よし、続きを教えてくれ」




私等の中学は、文化祭がとても有名だ。

中学校だと言うのに、高校レベルの文化祭をするから。


そしてメインは後夜祭だった。社交ダンスで8時のチャイムが鳴った時踊ってた人と結ばれるって噂もあったっけ。

ミスコンもあったし、かなり楽しかったな。



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順位が付けられてるのを今知りました。
まだ１日も経ってないのに……感謝しか御座いません。
レポートを提出して時間があるので、更新ペースが早いかも。

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