青春花道【銀魂3z】

沼 ページ48

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「足掻こうが無駄ですわよオギーお姉様、私とルイ様は愛し合ってるのですから！」

「ああっ……なんて事っ……どこかっ……っどこ、かに……デロリアンがあればいいのに！！」

「いやデロリアンってバック・トゥ・ザ・フューチャーでの話の中でしかねぇよ！」




メガネの強烈なツッコミが入った。

タイムマシンって言うのはちょっとダサいからオブラートに包んでデロリアンにしたんだよ。


そして余談だが、私はバック・トゥ・ザ・フューチャーファンだ。




「ハハハッ！デロリアンでどうする気かしらオギーお姉様！まさかマーティーと一緒に過去へ飛ぶ気なの！？ふざけるんじゃないわよ！あのイケメンとオギーお姉様は合いません事よ！」

「あら、誰がマーティーとお付き合いするだなんて言いだしたのかしら。……私は！未来へ行き！あなた方を殺すっ！それが私に出来る最後の愛情表現なのよ！」

「なんですって！？ちょっと使用人達！オギーお姉様を止めなさい！」

「分かりましたアル！」

「神楽ちゃん！？」




いいよいいよ、もうどんどん参加しちゃって。

これは大雑把な内容の中にもあったからね、客を参加させる系でよろしくって感じの。




「オギー様！デロリアンに乗るのは許されません！」

「何を言っても無駄だわ！私はデロリアン、そしてマーティーと一緒に行くのよ！行くわよマーティー！」

「……え、俺？……あーはい行きましょうオギー様」

「オギーお姉様を止めて！！」




ここで照明が赤くなる。

これこそピンチさを伝えられるもの。


遂に、この泥沼な劇が終わる時が来たようだ。




「次合うときは！あなたを殺すときよ！じゃあ、ごきげんよう……私の妹よ」

「アアアアアアアアアアアア！！」




神楽、お妙、土方を巻き込み、劇が終了。

みんな泥沼過ぎるだろみたいな顔をしているけど、３人拍手してる人がいた。


先生達と神楽だ。




「いやぁ、これは良かったってぇばよ」

「NARUTO入ってるよ松平先生」

「さすがオキコンだな。この泥沼感はお前らにしか出来ねぇ」

「私昼ドラ以上の泥沼劇に出演しちゃったヨ！」




まあ、私等の目標だった【松平に拍手させる】は果たせたし、良かったという事で。



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