応援 ページ46
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……暇だ。
私等のチーム以外ほとんどダンスだからな。神楽とメガネは阿波踊りとかやってたけど。
でも、さっきアロハダンスの人いたな。男子がアロハダンスって何それ傑作とか思ってた。
だけどアロハダンスはいいね。ここハワイだしぴったりで良かったじゃん。
「荻、準備行きやしょう」
「次天草土方だよ」
「俺もあの２人のは見たかったけど残念ながら無理みたいでィ。準備出来たら横から見ればいい」
「でも私等の準備多いでしょ。沖の女装とかさ」
「急げばいいんでィ」
せっかちだな。
そんな事は言えず、私と沖は準備室へと向かった。
私等は急いで着替えた。私は赤いドレス、沖は水色のドレスに。
そして髪も少し上品さを出すため、横下でくくる。沖は栗色のカツラを被る、フワッフワな髪。
これでまず笑わない奴はいないだろう。
「どうでさァ、自然な感じですかねィ」
「いやぁ、ここまでとは思わなかったよ。こんなに女装が似合うだなんて」
「それは誉めてんのか貶してんのか」
「前者。……これであの２人のダンスが見れるね」
私等は横から２人を見ていた。
私が教えたダンスのステップを完璧に覚えているし表情もいい。
思ったより出来がよくて少し安心した。
ダンスを見ていると、沖が話しかけてきた。
「荻、今からする俺の質問に正直に答えてくだせェ。ぶっちゃけ、荻はあの２人の事応援してやすかィ？俺は応援してやすがね、いつもノってくれる荻だがもしかしたらそれがフェイクなんじゃないかとか思ってたんでィ」
「……どうだろ。私はよく分からないね。でも多分、応援してないんじゃないかな」
「土方か。土方が絡んでるのか」
……さすが、私の親友と言うところだろうか。
沖は観察力が凄い。前々からそう思ってたけど、まさかここまでとは。
でも、私は断じて土方に惚れてはない……筈なんだ。
だってほら、今天草と笑い合ってるじゃん。天草の恋は実るだろう。悲しいけどさ。
……なんで恋してる前提で思ってるんだろ。
「今日聞くんでしょ。多分昔話もあるんじゃないかな。まあ、下世話好きの沖なら最高の昔話なんじゃない？楽しみにしてなよ」
「つまり、そこでさっきの事が分かるだろうって事で」
「そうさ。……土方組終わったし、次私等だね。楽しもう」
「よろしくあそばせ、オギー・アントワネット」
役者モード少し早いわ沖。
まあ、楽しんだもん勝ちだな。私も思いっきり演じよう。
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御子柴(プロフ) - サヤさん» ありがとうございます！落ち着いたら、こちらの作品も再開する予定です。待っていてくださいm(_ _)m (2019年2月19日 19時) (
レス) id: 4466855303 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - とても面白かったです！私も夢小説を書いていますが上手く書けないのでとても凄いと思いました！ (2019年2月3日 17時) (レス) id: 4ec857cde4 (このIDを非表示/違反報告)
御子柴(プロフ) - 暁さん» 実は策士だった沖田くんで御座います。ありがとうございます、今後も頑張りたいと思います。 (2017年12月11日 18時) (レス) id: f14ce15142 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - 沖田くんが...!思わぬところでの四角関係、これからますます目が離せません！これからも頑張ってください！ (2017年12月11日 16時) (レス) id: 5360f6898a (このIDを非表示/違反報告)
御子柴(プロフ) - シャレルさん» コメントありがとうございます、本当に偶々出来たんですけどね(笑)はい、頑張ります！ (2017年11月29日 21時) (レス) id: f14ce15142 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御子柴 | 作成日時：2017年11月29日 0時
