お土産探し ページ39
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「ショッピングー！やっぱり女子の楽しみだよね、井荻さん！」
「いや私そんなのよりは家にいる方がマシ」
「……ねぇ、少しは女子っぽくしようよ」
……女子、か。
正直言おう、私は女子があまり好きではない。つまり自分もあまり好きではない。
理由は簡単だ。性格がネチっこい。
ドロドロした関係が苦手なのだ、昼ドラみたいな。……だから私は家にいる事を好む。
女子ってちょっと何かあっただけで陰口言うし、逆によく嫌われないねってくらい口が達者な奴もいる。
そんな中やっていくのだなんて無理だ。直球に言う男子の方が好ましい。
「ショッピングって言ったって、沖と土方全然楽しめないよ」
「え、２人はお土産買わないの？」
天草が男子２人に質問した。
ああ確かに、と私は思い、その答えを待つ。
「あ、姉上に買わないと」
「……俺ァいい」
「あれ、土方為五郎さんにお土産買わないの？」
「別にいいだろ」
「まさかまだ反抗期だったとは。変わらないね土方」
「変わっててほしかったか」
どちらでもー、と曖昧な答えを返しておいた。
実際、私的には変わっててほしかったかな。昔の彼の面影を探さないですむから。
でも……変わらないねぇ。
「……じゃあ行こう！この店は？」
「なんでハワイでわざわざ服屋でィ」
「……じゃああそこの喫茶店！インスタ映えしそうなスイーツあるかも！」
「待ってあんたインスタしてんの」
「……じゃああそこ！雑貨店！」
「私今欲しいのとかない」
「……ねぇ２人には欲望ってのがないの？」
即座に私と沖はないと答える。
天草は嘘だァァと言いながら走って行き、勝手に雑貨店に入っていった。
沖がやれやれみたいな顔をして、その雑貨店に入っていく。
その場には、私と土方が残された。
「……どうする、行く？」
「どっちでも」
「……よし、じゃあ私は為五郎さんにあげるお土産探そうかな」
「なんで荻が選ぶんだよ」
「じゃあ土方が選べばいいんじゃないかな」
「……お前、昔っからそういうの得意だったよな」
「ほめ言葉だよ」
私は中学の頃から人をはめるのが得意だった。皆見事に引っかかっていくから。
土方もやれやれとした顔をして、その雑貨店に入っていく。
私も、それについて行った。
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御子柴(プロフ) - サヤさん» ありがとうございます！落ち着いたら、こちらの作品も再開する予定です。待っていてくださいm(_ _)m (2019年2月19日 19時) (
レス) id: 4466855303 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - とても面白かったです！私も夢小説を書いていますが上手く書けないのでとても凄いと思いました！ (2019年2月3日 17時) (レス) id: 4ec857cde4 (このIDを非表示/違反報告)
御子柴(プロフ) - 暁さん» 実は策士だった沖田くんで御座います。ありがとうございます、今後も頑張りたいと思います。 (2017年12月11日 18時) (レス) id: f14ce15142 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - 沖田くんが...!思わぬところでの四角関係、これからますます目が離せません！これからも頑張ってください！ (2017年12月11日 16時) (レス) id: 5360f6898a (このIDを非表示/違反報告)
御子柴(プロフ) - シャレルさん» コメントありがとうございます、本当に偶々出来たんですけどね(笑)はい、頑張ります！ (2017年11月29日 21時) (レス) id: f14ce15142 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御子柴 | 作成日時：2017年11月29日 0時
