編入したら ページ1
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「うーっす、3-Zの担任坂田……っつっても、どうせメンツ変わんねぇだろ。編入されていない限りな。で、編入してきた奴いんの?」
「……はい」
「なんだよいたのかよ。じゃあお嬢さん、名前と挨拶」
「……井荻です。下の名前は自然に分かると思うんでしません」
「おー、俺君みたいな色気ある子タイプ。はいはーいありがとねー」
なんか口説かれた。これ無視したほうがいいのか?
……銀魂高校、3-Z。問題児が集まるクラス。
私がこのクラスに来たのは素行。と言っても、私は不良ではない。
去年クラスでいざこざがあって、殴られたから殴り返しただけ。それなのに、先生は私が悪いと決めつけた。そりゃあね、だって殴って来た奴は天草寧々って言う可愛らしい子だもの。
だけど、結果的には、こうなっている。
「他にいるー?」
「はい!」
「はいじゃあそこのお嬢さんも挨拶」
「私は天草寧々!なんか言おうと思ってたんだけど……忘れちゃった、まあよろしく!」
そう、結局彼女もここに来ているのだ。
彼女と何があったのか。
これは別に本編とは関係のない話だろうから、やめておこう。
彼女は学力は知らないが、見た目は完璧と言えるだろう。
あの可愛さでどれだけの男子の心を掴んだだろう。考えるだけで恐ろしい。
まあ、性格がどうなのかと言う質問には答えないでおく。
先生の話を聴かず、私はクラスメートの顔を確認していた。
このクラス、問題児クラスだと言うのに美男美女が集まっており、学校のスター的存在の人が多い。
志村妙、神楽、沖田総悟、そしてイケメンティーチャー坂田先生……。
他には誰がいるだろう。まさかあの人このクラスに……いるわけないか。
「きりーつ、れーい」
「「ありがとうございましたー」」
HRが終わり休み時間。
私は本を読む。天草寧々はそこらの女子とキャッキャしてるだろうな。
と、ここで、クラスの名簿が配られた。
これで名前を確認出来る。
すると、彼の名前があったのだ。
彼……一生忘れないだろう。
──ありがとう。
今でも覚えている。中学3年の時の事。
まさか同じクラスだなんて。
【土方十四郎】
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御子柴(プロフ) - サヤさん» ありがとうございます!落ち着いたら、こちらの作品も再開する予定です。待っていてくださいm(_ _)m (2019年2月19日 19時) (レス) id: 4466855303 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - とても面白かったです!私も夢小説を書いていますが上手く書けないのでとても凄いと思いました! (2019年2月3日 17時) (レス) id: 4ec857cde4 (このIDを非表示/違反報告)
御子柴(プロフ) - 暁さん» 実は策士だった沖田くんで御座います。ありがとうございます、今後も頑張りたいと思います。 (2017年12月11日 18時) (レス) id: f14ce15142 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - 沖田くんが...!思わぬところでの四角関係、これからますます目が離せません!これからも頑張ってください! (2017年12月11日 16時) (レス) id: 5360f6898a (このIDを非表示/違反報告)
御子柴(プロフ) - シャレルさん» コメントありがとうございます、本当に偶々出来たんですけどね(笑)はい、頑張ります! (2017年11月29日 21時) (レス) id: f14ce15142 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御子柴 | 作成日時:2017年11月29日 0時