pair days -episode 4-【番外編】 (ページ33)

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「大丈夫、実のところ俺も解んない」

『もう拳くん、なにそれ』

にっこりと笑って言い切ったら彼女は笑う、やっぱり可愛いは正義だと思う。でも１つだけ伝えておくべきことを伝えとくか。

「だけど、さっきみたいな男の隣で寝るのは駄目、それだけ約束して」

『それはもちろん、約束する』

「あーそれと、俺がいないところでは気を緩めたりしないで、緩めて良いのは俺の前だけだよ」

『ふふっ、拳くんそれだけ約束って言ってたのに付け加えるんだ』

付け加えたらAに笑われた、もういいやと言っておいて後から言っちゃうのは自分でも可笑しいって思うし笑っちゃう。結局のところ俺は自分勝手で面倒なのだ。

「あーそれなら訂正、２つだけね」

『ごめん、訂正しなくても拳くんのお願いは約束するから、そもそも拳くん以外の人に対して気が緩んじゃうことないと思うよ。あっでも家族や友達の前だと気が緩んじゃうか、そこはごめんなさい』

「藤枝や家族、友達はノーカンでしょ、俺だってそこまで言ったりしないよ、とは言っても俺の気持ちは複雑だから嫉妬しちゃうこともあるかも知れないけどね」

おちゃらけて言えば彼女はくすくす笑う。家族や親しい友人の前だと緩むのなんて当たり前だろうに、律儀に謝ってくる真面目なA、そんな彼女と来年には家族になってるといいなと改めて思う。プロポーズする日が待ち遠しくて、彼女の反応とか色々想像してしまう。

『拳くん、どうしたの、なにか考え事？』

「えっ、あぁ何でもない」

にっこりと笑えば、それなら良いけどと微笑んでくれる。さすがに俺がプロポーズ計画していることは気づかれてないと思うけど、可愛い彼女に早くプロポーズがしたくなる。

先月オーダーした婚約指輪が早く完成して欲しいと気が焦る、まあ焦ったところでプロポーズする日まで待つのには変わりないのだけどね。そんなことを思いながら、彼女と他愛もない話をしつつ次の電車を待つのだった。

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書いてない妄想がたくさんありすぎて(たぶん自分でも把握してない)直近妄想を文章化してしまう癖があります。他にも書きたいものあるのにな〜

結婚後だと普通に車内でも迷惑にならない程度に話すし頭コテンとならないかも、もしなりそうになったらコテンとなる前にふくらさん阻止するよ。優しく奥さんに注意して、隣の男性には「僕の妻が失礼しました」と謝りつつ妻アピール牽制しときます。突然牽制される隣の人、別に隣の人悪くないのにな！
　