サプライズ ページ13
夕食後に彼がサプライズを用意してくれてた。家庭用のプラネタリウムなんて初めてだ。私が最近星見るのが好きだと言ったことを覚えてくれてて感激した。彼の誕生日なのにこうやって私との時間をどう過ごすか考えてくれたのがたまらなく嬉しい。
星を見ながらイチャイチャしようとお願いされたのは恥ずかしかったけど彼の誕生日だし私もイチャイチャするのは嬉しいからオッケーした。
久しぶりのお泊りで買っておいた出番のなかったルームウェアのワンピースも初めて着る。彼の服を借りて着るのもそれはそれで彼に包まれているみたいで嬉しかったけどね。
お風呂のあと2人でベッドに並んで天井に輝く星々を見た。家庭用とは言えとても綺麗で感動しちゃう。
『わっ綺麗だね、凄い家庭用でもこんなに星空を感じるんだね』
「結構性能いいよね、俺もびっくりした。なんかこれ音も流れるらしいよ」
そう言って彼がスイッチを入れるとヒーリング曲が流れる。心地よい音に耳を傾けて目の前には星空が広がっている。少しロマンチックだなと照れてしまう。しばらくずっと2人で手を繋いで眺めていた。
『素敵…拳くんこんなサプライズありがとう』
「Aが喜ぶと俺も嬉しいし、今日もずっと過ごせて良かった」
自然と彼の顔が近づいてきて唇が重なった。素敵な星空に素敵なBGM、素敵な彼。ウイルスという見えないものへの恐怖や感染防止対策など気を張る生活を少し忘れて、大好きな人と過ごせる時間。幸せな時間を過ごせたことが嬉しかったのだった。
目覚めるとだいぶ日が高くなっている気がした。明け方まで愛し合ったことを思い出して照れてしまった。目の前には夜の色っぽい彼ではなくて大好きな可愛い彼の寝顔。
久しぶりだなとジッと見つめてしまう。好きと自然に口にしていた。そっと彼のふわふわの髪を触って頬に手を当てる。愛しい気持ちがあふれてくる。嬉しくて彼の胸に擦り寄るとギュッと強く抱き締められた。
『えっ拳くん起きてるの?』
「ふふっAがめちゃくちゃ可愛いことしてくるから我慢できなくで抱き締めちゃった」
『お、起きてるなら言ってよ…恥ずかしいでしょ』
「えーAがどんなことしてくれるのか待ってた」
たぬきだ…彼の罠にハマるのは何度目なのかなと考えるけど彼のこういうところも大好きだからと私は許してしまうのだった。
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イチャイチャし過ぎじゃないかと思うけどイチャイチャさせたいので楽しいです。
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佐伯(プロフ) - そのうちさん» 話のギャップがひどくてごめんなさい!自分でもどうかと思いました(汗) 溺愛最高と言ってもらえて嬉しいです!ヌシもナチュラルに寝顔写真提供してるのでwもう慣れっこだと思います。ありがとうございました!体調気をつけます! (2021年7月2日 18時) (レス) id: 6d502d1977 (このIDを非表示/違反報告)
そのうち(プロフ) - CEOの感動するお話のあとに、盗撮写真お願いするFさんに笑いました!離れてても溺愛してるの最高です…!ヌシさんとの連携プレー流石です!毎日暑いので佐伯さんも体調にお気をつけて!ニヤニヤしてしまうお話、ありがとうございます! (2021年7月2日 8時) (レス) id: 482cb7275d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐伯 | 作者ホームページ:
作成日時:2021年5月12日 23時