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「あれ、結構しっかり付いたな？」
チーノは風呂から上がり、部屋に入った一言目がそれだった。
近くの姿見でチラリと首を見れば、確かに風呂場で見た時よりも赤く、濃く、それは存在している。
「どうするんこれ…」
「絆創膏あげよか？」
「もらうわ」
首に絆創膏、なんてありきたりすぎるが。消えないものはしょうがないだろう。
チーノは貼ったるよ、と俺の背後に座って、ぺたりと首に絆創膏を貼った。
「あ、俺にも付ける？」
「付けへんわ」
首をトン、と叩いたチーノの頭を叩く。
「んふ、Aってキスマ付けられへんの？」
「分かりやすく煽るな。なんでお前に付けなあかんねん」
チーノはニヤニヤとしていた表情を止めて、口を尖らせた。
「てか、近くない？漫画との距離」
ドライヤーで髪を乾かしている間、漫画を拝借して読んでいて。
流石にコンタクトをもう一度付けるのは面倒だし、少し見えないくらいなのどそのままだ。
「コンタクトしてへんからな」
「あー、目ェ悪いんやっけ」
「ちょっとな。無くても支障無いよ」
「目付きばり悪いで！」
「元から」
あっはっは、と腹を抱えて笑っているチーノ。なんやねんコイツ、シバいたろかな。
確かに目付き悪いわ、なんて追加で煽ってくるもんだからそろそろ殺っちゃいそうだ。
「あ、布団とか無いから一緒でええか？」
「ええわけないやろ」
何回でも言おう。俺は180、お前は190。
この馬鹿野郎は分かっているのだろうか。
そしてさっきから矢継ぎ早になんなんだ、俺ばかりがこいつのペースに乱されてないか。いつものことだけど。
チーノはいけるいける、って言うとるけど後ろに見えるベッドは普通…よりは少し大きいくらいのサイズである。
こいつと居ると基本ロクなことがないし、なんならこいつが火種みたいなところもある。
だからこそ、こいつと同じベッドで寝れば本当にロクなことが起きないと確信していたのだ。
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みどやつ - すごく好きです！こんな神作品あったことないくらい今まで読んだ中で1番気に入ってます！ (4月2日 20時) (
レス) @page28 id: 46fb34583d (このIDを非表示/違反報告)
See.(プロフ) - ふじさん» コメントありがとうございます。段々と複雑になってきて着いて来ていただけているか不安でしたが、そのように言っていただけるととても嬉しいです！ゆっくりではありますが、更新見守ってくださると嬉しいです。 (2020年12月1日 22時) (レス) id: 1d0369df29 (このIDを非表示/違反報告)
ふじ(プロフ) - コメント失礼します。ストーリー性がとっても良く続きが気になりました！もっと早くに知っておけばと後悔する程です。めちゃくちゃ気になります大好きです！これからも頑張ってください！ (2020年11月28日 4時) (レス) id: 2857c77bee (このIDを非表示/違反報告)
See.(プロフ) - いなばさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけるととても嬉しいですー！ゆっくりゆっくり進めていきますので、生暖かく見守り下さい！ (2020年10月22日 7時) (レス) id: 1d0369df29 (このIDを非表示/違反報告)
いなば(プロフ) - コメント失礼します。めっちゃおもしろいです!!!照れちゃう男主くんがめっちゃ可愛い…、更新頑張ってください！ (2020年10月21日 22時) (レス) id: 4216ffde99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：See. | 作成日時：2020年10月18日 17時
