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SIDE: F
北山:「 嬉しかったんだ(笑)」
太輔:「 いっ、いいえ!?///」
的を得た質問に
動揺し、吃驚して、声が 裏返った。
北山:「 止めてくれたのが。」
太輔:「 え!?」
北山:「 えって、他に 何かあんの?(笑)」
太輔:「 い、いえ…。///」
偶然であれ、彼と会えて、話せて、触れて
嬉しかったのが バレたんだと、
勝手に 解釈してたから、恥ずかしくなる。///
彼を意識してる俺と、彼は 違うから
こんな事、きっと思い付かないだろうって
今更 気付いて、自分の考えに 自分で落ち込む。
北山:「 …っし、じゃあ俺 行くな?」
太輔:「 …あっ、引き止めてしまって、
申し訳ありませんでした!」
北山:「 謝んなよ、
お前と 話せて、楽しかった(笑)」
太輔:「 っ、…有難うございます。///」
北山:「 じゃあまたな?(笑)」
太輔:「 …はい!///」
“ またな ”…。
彼は、そんな意味で 言ったんじゃないと思うけど、
俺にとって、その言葉は、
また彼と会えるんだって思える、嬉しい言葉だった。
横尾:「 戻ってきてから、
なんか御機嫌だね、みっちゃん(笑)」
北山:「 そうかな?(笑)」
胸いっぱいだった俺は、
わかれた後、彼が 御機嫌だった事も、
止めてくれたのが 嬉しかったんじゃないって
本当は 分かってて、俺に 意地悪 言った事も、
全然 知らなかった。
___
_
俺が 戻ってから、約1時間後。
終電に 近い時間になり、解散になった。
先1:「 じゃあ、明日な。」
太輔:「 はいっ、お疲れ様でs.. 」
先2:「 藤ヶ谷ぁ〜!」
太輔:「 わッ、危ないですよ、先輩!!」
先2:「 んはははははっ(笑)」
先1:「 此奴、完璧に 酔ってんな(笑)」
先3:「 相当、ショックだったんだろ(笑)」
先1:「 まあ、あんだけメールしてりゃ、
嫌われるだろ(笑)」
先3:「 自業自得だな(笑)」
先1:「 てか、此奴の携帯 鳴ってね?」
先3:「 本当だ…って、コレ、女の名前じゃね?」
先1:「 もしや、元彼女?(笑)」
太輔:「 えっ!?
…ちょっ、先輩 電話です!」
先2:「 ん〜、…もしもし〜?」
クリスマス。
クリスマスは、
恋人達が 愛を深める日、ってだけじゃないと思う。
きっと、皆が幸せになれる日。
事実 俺は、彼と会い、話し、触れ、
距離を 縮められた事で、幸せって感じた。
先2:「 …っ、…うん、…うん、」
多分 先輩も、ヨリを戻せた事で、
幸せって感じてるんじゃないかな。
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作者名:せなやす。 | 作成日時:2016年3月4日 2時