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SIDE: F
ドキッとした。
入ってきたのは、
アノ彼を含めた、社員の方達だった。
??:『 あ、来たきた、みっちゃん!』
北山:『 あっ、横尾さん!』
太輔:『 え!?』
横尾さんと 呼ばれた社員さんが、
アノ彼達に 向って、みっちゃんと 呼んだ。
アノ彼が、その声に 振り向き、寄ってくる。
もしかして、
アノ彼が、みっちゃんで、営業課長さん!?
アノ時、俺、失礼な事しちゃったよ、如何しよう!?
北山:『 …あれ、君…?』
彼が、俺に 気付いた。
兎に角、アノ時の御礼を 言わないと!
太輔:『 あ、あ、あのっ、
あ、アノ時はっ、有難うございまひぃたっ!』
横尾:『 ぷっ、(笑)』
太輔:『 っ、!///』
かっ、噛んだ!!
アノ彼の前で、盛大に やらかした!!
最っ悪だ!!
恥ずかしくて、両手で顔を覆う。
でも、彼の反応が 気になって、
指の隙間から、彼の顔を、チラと、覗き見る。
やっぱり彼も、俺を見て笑ってた。
もう絶対、彼に
変な印象を 与えちゃってるよ〜(泣)
北山:『 で、こんなに 荷物 撒き散らして、
なにかあったの?』
太輔:『 あっ、すいません!!』
横尾:『 みっちゃんに お届け物だってさ(笑)』
北山:『 えー、なにかあったっけ?』
太輔:『 あの、此方なんですが、.. 』
横尾:『 コレ全部だったの!?』
太輔:『 はい…。
大事な荷物を 落としてしまい、
申し訳ございませんでした。』
北山:『 いや、大丈夫だよ。』
太輔:『 でもっ、.. 』
北山:『 もう、大丈夫だって(笑)
コレ、そんなに 大事な荷物じゃないし。』
太輔:『 え?』
横尾:『 あ〜、また?(苦笑)』
北山:『 そう(苦笑)』
横尾:『 モテる男は、大変ですね〜(笑)』
なんて、よく分からない話をし始めた彼等。
太輔:『 あっ、あのっ、失礼しましたっ!』
目の前で 繰り広げられる会話に、
何だか 居ずらくて、
俺は 二方に 声を掛け、其の場を 早く去ろうとした。
北山:『 あっ、待って!』
太輔:『 っ、なっ、なんでしょうか?///』
と、立ち上がり掛けた時、彼に腕を掴まれた。
彼に 掴まれた所から、
熱が ジワジワ伝わってくる。
悟られない様、努めて 平常な声を出す。
北山:『 ん?
お前、熱あんじゃない?』
太輔:『 へ!?///』
北山:『 …ほら、少し熱いよ?』
でも、顔までは 誤魔化せなかったみたいで
熱だと勘違いされ、熱を 測る為だろうか、
額に 彼の額がくっついた。
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作者名:せなやす。 | 作成日時:2016年3月4日 2時