視察 ページ13
Aside
カチャカチャと食器か何かが当たる音で目が覚めた。
『あら、もう8時なの。視察は9時からだから1時間で支度をしなければね』
ゆっくりとベッドから起き上がるとヴィルと目が合った。
『あら、ごめんなさいね。昨日は少し夜更かしをしてしまったの』
苦笑いをすればヴィルは涙を流しながら地べたに座り込んだ。
『ど、どうしたの?どこか痛いの?怪我したの?』
ヴィルの頬を優しく撫でるとヴィルは話し出した。
ヴィル「私を、私を置いて……逝ってしまったと……思ったのです」ポロポロッ
泣きながら言うヴィルを優しく抱き寄せた。
『大丈夫、大丈夫よ。私は何処にも行かないわ』
優しく微笑みながらヴィルの背中を優しく撫でた。
『まぁ!フルーツサンドとスープ!嬉しいわ。ありがとうねヴィル』
お風呂から出てヴィルから朝食も受け取る。
『貴方のご飯が1番美味しいわ』
『バーバラ今日はよろしくね』
バーバラ「こちらこそ足をお運び頂いたことに感謝致します。A様」
『今回の視察は言わば子供達の観察』
私の言葉にバーバラ達は肩をビクリッと震わせた。
『大丈夫よ。何か問題があっても私が何とかするわ。けれど気をつけて、このままだと珈琲の頻度を高める事になるかも知れないのだから』
ヴィルの手を取りゆっくりとこどもたちの棟をゆっくりと歩き出した。
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←目覚めない主
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糠漬け - めちゃめちゃ面白いです…!更新頑張ってください!応援してます!!! (2021年5月18日 12時) (レス) id: d686defb54 (このIDを非表示/違反報告)
マイス - とてもおもしろいです!! (2021年5月17日 22時) (レス) id: b2d731f687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリス | 作成日時:2021年4月26日 20時