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Aは、なにか思い出したかのような素振りを見せると、わふわふ鈴木に食いついてきた。

「それより、私ご飯作ったんですよ。たっつん先輩の為に!偉いでしょう!」と目を輝かせて鈴木に言う。

まるで犬の耳が生えているみたいで可愛い。

つい、「…うん。ありがと。」とさっきの事も許してしまう。


鈴木を起こすという任務を終えたAは、「早くしない先食べちゃいますからね。」と言って寝室から出ていく。


「新婚みてぇ…」と口が緩んだ事は、Aには内緒。



寝癖がついている髪を揺らしながら、「くあぁっ…」と大きな欠伸をする。

ポリポリと腹をかいてリビングに向かうと、美味しそうな匂いがぷんぷんした。

フラフラ机に向かい、机の上の料理を見て「おわっ、美味そー…」と眺める。

本格的に、本当の新婚みたいになってきた。



「さっ、席ついてくださーい。自信作ですからね。」

「ほーい。」

「それじゃ、いただきまーす。」

「いただきます。」

「ふふんっ、どうですどうです?可愛い後輩の愛情篭もった料理は!」

「馬鹿にしてやりたいけど、馬鹿にできないほど美味い。腹立つしムカつく。」

「そうでしょそうでしょう!
なんたってこの可愛い後輩 青空Aちゃんが作ったんですからね。美味くないわけがない。」

「独身歴長いだけじゃねぇの。」

「うるせぇよ。」

「おい敬語。」



ぱくっ…とご飯を頬張りながら、どんどん食べ進める。
人が作る味噌汁は、なんだかいつもの味噌汁より特別な味だ。

もし二人がアニメのキャラクターなら、バッグにお花がふよふよ飛んでいるだろう。

気持ちいい日差しが、窓越しに二人へと注がれる。









「気持ちいい天気ですねー…眠くなっちゃう。」


「ホントだなー…仕事行きたくねぇなぁー!」


「そりゃダメでしょ笑」






幸せなひとときを、どうか忘れないように。


.

▽帰るの話。→←▽2



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romishinlike(プロフ) - み ゅ ー ぽ む 。さん» レスありがとうございます。楽しみに待っています (2019年11月22日 16時) (レス) id: a4ecf0990e (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - romishinlikeさん» はじめまして!前野さんとドライブですね!承りました〜!!書き次第、upするので良ければ続編も読んでやってください! (2019年11月22日 16時) (レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
romishinlike(プロフ) - 初めまして。楽しく小説を読ませて頂いてます。リクエストがあるんですが、前野さんとドライブデートっていうお題で書いて欲しいです。よろしくお願いします (2019年11月21日 14時) (レス) id: a4ecf0990e (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 月闇甘音さん» なんとっ!直して参りますね〜!ご指摘ありがとうございます! (2019年1月17日 18時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 空さん» ありがとうございます!私も、骨折事態経験はないものの、ヒビが入った経験がありまして…。あの時は凄く痛かったです笑 これからもご愛読よろしくお願いします。 (2019年1月17日 18時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅーぽむ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年12月28日 12時

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