【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ２【愛され】

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お泊まりとなると、問題になってくるのは服と寝床。

言うまでもなく、鈴木の家に女物の服は置いていない。

167cmのAに対して、鈴木は173cm。
6ｾﾝﾁも差があると、流石に服もでかい。

鈴木の後をついていき、服が置いてあるタンスの前まで辿り着く。
ザッと中を見ても、やっぱりでかそうだ。



｢どーしましょ？｣

｢あー…Tシャツ着て腰んとこベルト付けたら？流石にスカスカじゃ嫌だろ。｣

｢嫌ですね。｣

｢ん。Tシャツ新品じゃないけどいい？もう要らねぇからそのままあげるし。｣

｢全然構いませんよ、むしろ下さい。｣

｢怖。あーと…寝る場所。｣

｢一緒でお願いします。｣

｢襲うよ？｣

｢刺します。｣

｢ごめんなさい。｣

｢ベッドですよね？なるべく端っこで寝るんで。じゃ私ぱぱっとお風呂入ってきます。｣

｢え、あ…はい…。｣



人は心理的に怖いと物事をさくっと進めたくなるらしい。

鈴木から貰ったTシャツとベルトを持って、たったか風呂場に向かった。
下着は無いから、今まで着ていたものを着る予定だ。


付き合ってもいない異性の家で服を脱ぐのもちょっと恥ずかしいが、仕方ない。

スルッ…と身体から衣服を外していく。

お風呂場はきちんと整理されていて、掃除も行き届いている。
シャワーを出して、お湯を浴びた。









｢…あったかーい…｣




怖かった心もやわらかくなる。


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