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学校が違うんだから仕方ないことなんだけど、Aと会えるのは放課後とか休みの日に限定されることになる。だから、っていうか。部活とかよりも、Aのことを…彼女と一緒に過ごせる時間を大切にしたい、そうできたらいいなって思った。
けど、それをそのまま伝えちゃったら、Aは自分が俺の時間を奪ってる…みたいな、ちょっとおかしな方向に悩み始めちゃいそうな気がしたから。そういう自分の思いを伝えるのはやめておいた。
これは俺がそうしたいってだけだから、そのせいでAを悩ませるのは本意じゃないし。胸の中に秘めておけばそれでいいかなって。


椚ヶ丘の入学式からはほんの少し遅れて、俺も無事に高校に入学した。
小学校からずっと一緒だった前原も、1年一緒にいただけのはずなのに、気が付いたら1番近いとこにいたAも。高校にはいないんだって思うと、なんかちょっと変な感じだ。
自己紹介の内容に出身中学があったおかげで好奇の目を向けられることもあるけど、竹林や片岡もいるし、クラスメイトもいいやつらっぽい。
順風満帆…とまではいかないかもしれない、でもまあ、それなりに上手くやっていけそうだとは思う。


「磯貝くんってさ、なんかめっちゃスポーツできそうだよね〜!」
「イケメンって生き物はなんでもできるからなー」
「いやいや、流石になんでもはできないって」

部活に入るかどうするか、入るなら何部かって話から、なんか雑な感じで茶化してくる周りの席のやつらに苦笑いを返す。

「お、なんだ。イケメン、の部分は否定しない感じ?」
「まあ、事実だもんねー?」
「そこは否定しろや!…って、怒れないのがなんか腹立つな」

「…おーい、今してるのは部活の話だったろ?俺は入らない…ってことで、先帰るな?」

質問に答えて席を立つ。

「そんな急いでどした?あ、わかった!彼女だろ〜?」
「お、正解。そういうことだから、また明日!」

「嘘!磯貝くん彼女いるの!?」
「アイツとことん勝ち組じゃねぇか!」

悲鳴みたいな声やどこか恨めしげな声を背中に受けながら教室を出る。わざわざ教室から顔を出して、可愛い?って尋ねてくるやつまでいる。やっぱ、今はちょうどそういう年頃、なのかもしれないな?


「ふふ。悠馬くんは人と関わるのがとっても上手だから、きっと楽しく過ごせるね?」
「…だといいなぁ。図書館行くんだろ?俺も勉強して帰ろうかな」

図書館についてくのは初めてだけど、時間も忘れて読書に没頭するのかな?

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nano*(プロフ) - チキン神様さん» チキン神様さま、ありがとうございます。お待たせいたしました!続編も楽しんでいただけるように頑張りますね。またよろしくお願いいたします (2022年7月11日 10時) (レス) id: da0c6565c0 (このIDを非表示/違反報告)
チキン神様(プロフ) - ついに!ついにです!続編が公開されました!!nanoさんお疲れ様です〜! (2022年7月10日 21時) (レス) @page2 id: a44e6bddf2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nano* | 作成日時:2022年7月10日 21時

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